104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

エンジンかけていこう

2011年05月14日 09時24分48秒 | Songs & Music
 さてさて、演奏会が翌日に迫ってきました。今回は第10回という節目のコンサートということもあり、皆さん気合の入れようがいつもと一味違うみたいです。私は基本的にスタンスは一緒なんですけど。


 この世界に足を踏み入れてから幾度となく舞台に乗ってきましたが、常々より密かに個人的な目標にしていたことがあります。演奏面でワンランク上を目指すのはもちろんなんですけど、「心の底から楽しんで演奏しているってのをお客さんに伝える」ってことですね。


 ノリのよいポップス曲なら当然のことなんですけど、特にシンフォニックの厳かな曲ほどそうすべきと考えてます。必死の形相で真剣な顔して演奏してても見てる方もツライですからね。必死さが伝わっちゃアウト、演奏面での少々のミスは自分たちが作り出す雰囲気でカバーできますが、その逆は難しいかなと。カタイ曲こそ笑顔で、そしてノリノリでいかないとって思ってます。数年前より実ってきたようでアンケートでも名指しで書いていただけることが増えてきました(もちろん身内ではありません)。まぁ、演奏会のDVD見てると一人落ち着きないんですけどね(笑)。


 それともう一つ今回の演奏会が特別な理由があります。10年の長きにわたり正指揮者を務められてきたかじかじさんが引退なさるとのこと。最初に聞かされた時は正直「なんでやねん!!」って感じでした。思うところがあり、かなり苦悩されたことと思います。私もこの団に入ってからの付き合いなんで、私の吹奏楽人生の中でも一番長く指揮をしていただいた方となります。思えば、

毎回練習後に桂の八剣伝で飲んでいたこと。
留学していた時にご結婚され、ウィーンへの新婚旅行にお邪魔したこと(これは生きててそうそう出来るもんじゃない)。
一時、指揮者をしていた時にアドバイスをたくさんもらったこと。
そして私からの数々の暴言(笑)。

全てが昨日のことのように思い出します(特に最後www)。



 なんか湿っぽくなりがちですが、これで終わりじゃありません。私の好きな歌の歌詞にもあります

始まりはどこにあるの?
お終いはどこにあるの?
上を見てあなたに聞いてみたら
始まりとお終いなんて繋がって巡るもの
大事なのは止めないことと諦めないこと

これに集約されてると思います。かじかじさんはいったん退かれますが、今生の別れになるわけじゃありません。またいつの日かうちの団で棒を振る日が来ると確信しています。ってゆ~か、確定? まぁ今は明日のことに集中しますか。舞台上、客席に集う全ての人に1人でも多く満足して帰ってもらえるように(締まらん・・・)。








しかし、「空」は何度聴いても名曲です。