介護員4年目。
新年度ということで、昇給がありました。
今年は5,000円
まあ、他業種に比べ、10万円ほど平均給与が低いとか言われている業界ですから、手取りは国の処遇改善手当を合わせても、ぶっちゃけ20万円に届かないのですが、それでも嬉しい。
ちなみに2年目の昇給額は3,000円でした。
あまりお金の話をすると嫌がる人もいますが、生活するためにはお金は大事。
社会人になってから社会の仕組みを理解するのでは遅すぎる。
個人的には義務教育でしっかり経済について、お金の大切さについて、特に税金について、教えた方がいいとさえ思っています。
源泉徴収とか、確定申告とか、様々な控除とか、為替や株の仕組みとか、金利とか、日銀とか。
65歳までにいくら年金を払って、何歳まで生き延びれば元が取れるのかとか、保険て本当に必要? とかね。
健康に気を使うように、自分の家の家計、経済状態にも気を使わないと。
ま、世の中にはそんなこと気にしたこともないようなお金持ちもいるんでしょうが。
さて、先日合格した介護福祉士国家試験。
合格通知が届いたので、さっそく介護福祉士の登録申請を済ませて来ました。
まず、登録免許税として、9,000円を収入印紙で納付。
登録手数料として3,320円を振込。(振込手数料130円)
戸籍抄本、または本籍地を記載した住民票、または戸籍の個人事項証明書のうち、いずれか一通を同封。(手数料450円+本籍地のある市役所までの交通費)
それらを専用の封筒に入れ、簡易書留で郵送。(簡易書留代金430円)
合計13,200円+ガソリン代
今回の合格者は 65,574人だから、仮に全員が登録したとして、登録手数料だけで約 2億1770万円 !
登録免許税が約 5億9000万円!
ただでさえお金の無い介護士さんや学生さんから、そんなにお金取らないでよ〜
何でも財務省は、訪問介護の生活援助サービスについて、介護職員の代わりに地域の住民やボランティアを活用して費用を抑える事を考えているそうですが、こういう試験や登録をやっている「財団法人社会福祉振興・試験センター」みたいな所こそ、ボランティアで運営したらどうなのさ?
てか、もう市役所の窓口もボランティアでいいよ。(乱暴な意見)
4月から私なりに一生懸命仕事を教えていた新人さんが、今月、4月いっぱいで一人辞めることになりました。
教育係は上司なので、私はあくまで同僚の範囲でのお付き合いでしたが、ベテランだけの方が仕事が早いのに、新人さんに合わせてシフト組んだり、業務の内容をわかりやすく文章にして渡したり、利用者さんの座る配置や物品の置き場所を写真で掲示したり、みんなでいろいろ工夫していたので残念です。
「命にかかわる仕事がプレッシャーだから」
て、理由だそうです。
わからんでも無いけど・・・
でも、財務省はそんな仕事を「介護職員の代わりに地域の住民やボランティア」に背負わせようとしているんですよ?
何だかチグハグだなぁ。