上善如水

ホークの観察日記

お正月あれこれ

2018-01-13 21:00:00 | 日記

新年早々やってしまいました・・・

トイレ誘導していて目の前で利用者さんが転倒。

とっさに手を伸ばしたものの間に合いませんでした〜

具体的なことは書けませんが、ホントに数秒、タイミングがズレたというか、介護の死角にタイミング的にすっぽりハマってしまって起こった事故。

すぐ病院に行き検査しましたが、幸い骨や脳に異常はなく、当日のうちに帰ってくることができました。

打撲や外傷もありましたが、一週間たっても異常がないということで、今はいつも通りの生活が送れています。

 

あ、皆さん、明けましておめでとうございます。

 

お正月もいつも通り仕事だったので、あまりおめでたいとか、休日リフレッシュという気持ちは感じることはできませんでしたが、お雑煮だけは何とか食べることができました。

介護の現場で多いのが「転倒」と「転落」

筋力が落ちて足腰が弱くなるのは自然なこと。

ただし子供が転ぶのと違って、お年寄りの転倒は骨折→車椅子→寝たきり、となってしまいかねない重大事案。

介護する人の技量はもちろんありますが、トイレの位置や広さなどの環境、その日の体調や排便の有無、薬の影響や季節による服装まで、様々な要素が重なって事故って起きるんですよね。

うちの職場は事故が起きたら検討会が開かれます。

なぜ事故が起きたのか?

原因と背景を探し出し、対策を検討。事故報告書という形でまとめて全部署へ通達。

じゃあ足腰の弱ってきた人は安全のためにみんな車椅子に座ってもらって介護員が押してあげればいいかというと、そういう単純なことじゃなくて、歩く能力が残っている人は歩いてもらう。歩けるように訓練、リハビリを頑張る。自分でできることは自分でやってもらい介護員がなんでもかんでも手を貸さない。それは介護ではない、というのがうちの方針(多分、どこの介護施設でも同じだとは思いますが)

たとえ介護員がやってあげた方が早く正確にできたとしても、時間がかかっても自分でパジャマのボタンをとめてもらう。

できないことを手助けするのが仕事であって、できることまで奪ってしまうのは本来介護とは呼べないんですよね。

 

もちろん安全を確保してです。

そこが難しい。

もうずっとベッド上で寝たきりの人に対して、亡くなる一週間前まで歩行器具を使って歩行訓練する?

認知症で、自分が骨折していることもわからず歩いてしまう人を車椅子に座ってもらうために仕方なく拘束?

帰宅願望強くて夜寝ないで大声、職員に暴力も振るう認知症の男性には睡眠薬で眠ってもらう?

様々なケースが考えられますが、その都度、その人らしい生活が送れるように、本人の希望と安全を考慮して介護の方法を考えていく・・・

それも限られた資源と人材で。

 

ま、そこにやりがいがあるっていえばあるんですが。

今月も20代の新人さんが1人、職場を去りました。

当然のように、欠員が補充されることはなく、特に事務方から人員についての説明があるわけでもなく、残された人数で何とかしろと、そういうことなのね、という感じで今年も動き出しています。

 

お正月休みというわけではありませんが、勤務と勤務の間に1日休みがあったので(連休なんて久しく取ってない)、友人家族に会って美味しいものも食べて来ました。

ハンバーガー専門店のハンバーガーと、喫茶店のパンケーキ。

仕事も大切ですが、自分の人生も楽しまないと♫

介護福祉士の国家試験まで残り半月なので、こっちも頑張るぞ!