観て来ました!!
『ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛』☆
監督は前作と同じくアンドリュー・アダムソン。前回活躍したペベンシー4兄妹と共に、今回は若きカスピアン王子が活躍します♪
スーザン、モテモテ(笑)
ペベンシー兄妹の長男であるピーターは少年から青年へと成長し、自分の力を少々持て余し気味。
今回ちょっとばかし突っ走ってしまいます。
長女であるスーザンも、ナルニアでの体験を忘れたわけではありませんが、精神的にも成長し、現実社会へと目を向けるようになりつつあります。
でもそれは、反面、どこかで社会と折り合いをつけて生きていくということ。どこかでナルニアを”夢”の世界と感じてしまっているということ。
そんなスーザンの心を映すかのように、ペベンシー兄妹が去ったナルニアでは月日が流れ、おしゃべりする動物たち、木の精やフォーンたちは姿を消し、ナルニアは遠く西の彼方からやって来た人間、テルマール人によって征服されてしまっているのでした。
そして、なんとかつてのナルニアの住人たちは、1300年という長い時間が流れる間に、おとぎ話の中だけの存在になってしまっているのです!
そんなテルマール人の王子として生まれたカスピアンは、父である先王が亡くなってから、国の実権を握ってきた叔父ミラースによって暗殺されかけ、命からがら城を逃げ出します。
その手には伝説のスーザン女王の角笛が…
そして、森に逃げ込んだカスピアンの前に現われたのは、ミラースの追っ手と、そして意外な人物だったのでした…
今回はアクション満載!
馬に乗るシーンも多く、子供達が頑張っています!
ピーターもスーザンも(スーザンはもっと笑った方がいいと思う…)もちろん活躍しますが、エドマンドがホント成長していて、今回はピーターをよく支えて大活躍!!
白い魔女(「第1章」での悪役)の出てくるシーンでは、もう親としては子供の成長に思わず涙でした(もう親気分です♪)
でも、なんといっても鍵を握るのはルーシー☆
”信じる”ということが、ナルニアの大きなテーマだと思うのですが、苦難に立たされ、アスランがちっちも姿を現さないので思わずピーターが「何か信じる証があれば…」と弱音をもらすシーンはすごく共感できました。
スーザンも「なぜ自分にはアスランを見ることができないの」と口にするのですが、それに対して、ルーシーはこう言います。
「見たいと思わないからよ」
どれだけ「できる」と信じて道を歩むことができるのか…
神はいつでも人間の願いをかなえる準備はできている、あとは、その人自身がそれをどこまで信じることができるかだ…
やっぱり映画なので、アクションシーンでは、子供達が戦争をしなくちゃいけなくて、そこのところは個人的にちょっと眉をひそめてしまいましたが、そこはエンターテイメントだと割り切るしかなさそう。
でも、スケールといい、迫力といい、前作に負けない映画に仕上がっていました♪
カスピアンとピーターが張り合うのをハラハラして見てなくちゃいけないのもいい緊張感です☆
そしてなんといっても今回から登場する、ネズミのリーピチープ♪♪
このおしゃべりなネズミの騎士は、原作を読んだ時からのファンなので、思わず売店で売っていた、ぬいぐるみとブックマークを買ってしまいました☆
もちろん映画でも大活躍です♪