人間たちからいろいろな物を「借りてきて」は暮している小人のお話♪
ジブリ映画最新作。
『借りぐらしのアリエッティ』
を映画館で観て来ました☆
現代の東京郊外に小人が住んでいるなんて!
メアリー・ノートンの書いた原作では1950年代のイギリスが舞台でしたが、ジブリ映画にはよくあることで(笑)、そこのところは大胆に脚色!
舞台を日本、しかも現代の東京郊外に移し、アリエッティと親交(?)を持つ人間の男の子も日本人に変更されています。
監督はこれが初作品になる米林宏昌さん。
声優陣は豪華に三浦友和、竹下景子、大竹しのぶ、藤原竜也、神木隆之介、樹木希林ほか。
…プロの声優さん一人もいないや。
パンフレットに作家の梨木香歩さんが文章を寄せていて、梨木香歩さんの作品のファンなのでそれも嬉しい驚きでした☆
みんな小人とか「目に見えない種族」とか子供の頃はいろいろ信じたり感じたりしていたんですね♪
ジブリ映画ということで宮崎駿監督の作品と比べられてしまうのは仕方の無いところですが、美しい自然描写やアリエッティのキャラクターの良さと比較して、ストーリーが今ひとつ盛り上がりに欠けたかな?
個人的にはところどころで小さな不自然さに引っかかってしまい、全体の流れにちょっと強引なところがあるように感じました。
だって雨粒とか水のしずくの大きさとか、すごくこだわっているくせに服にマッチ針を刺しても穴が残らないんだもん!
アリエッティが髪を止めている洗濯バサミだって人間が使うには小さすぎ!!
そもそも猫のいる家に小人が住むなんて!!!
ま、ジブリ作品ということで観客も求めるレベルが高くなってしまうんでしょうね。
新人監督さんには厳しすぎるかな?(^^)
映画を観終わって帰る途中、ちょっとした草むらや壊れかけた小屋なんかがあると思わず小人目線で見ている自分がいました(苦笑)
道路って小人にとってはなんて危険な場所なんだ…
とか(笑)
アリエッティはとっても魅力的な小人の女の子で、その表情や動きを見れただけでこの映画を観た価値がありました☆
今、原作の2巻を読んでいるところなのですが、面白くって続きを読むのが楽しみ♪
原作は全5巻なので、アリエッティの「その後」が気になります☆