上善如水

ホークの観察日記

『崖の上のポニョ』

2008-08-22 23:56:01 | 映画

ようやく観てきました♪

宮崎駿監督の最新作 『崖の上のポニョ』 !!

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これはパンフレットの表紙です☆

とにかく始まったとたん、海の中や、そこで泳ぐ生き物たちが動く動く!!

魚の女の子「ポニョ」と、人間の男の子「宗介」が出会ってお互い気に入るってだけのストーリー(…イヤ、もちろんそれだけじゃないけど)なのに、もうポニョが海の上を走っているだけで、楽しい楽しい♪♪

久しぶりに、アニメーションの”動き”でこんなに楽しい映画を見ました☆

あたり前のことですが、これ、全部「絵」なんですよね!

一秒間の映像を作るために、何枚も何枚も、絵を少しずつ変えながら描いていく…もともと生命のない、ただの紙の上の色と線に、命を吹き込む。

すごいなぁ~

映画館にいた子どもたちは、ポニョの動きや、絵そのものの楽しさで、さかんに笑い声を上げていました☆

でもちょっと世にすれた大人の立場から言うと、もう少し、もう少し何かが欲しかった…

単純に楽しめばいい映画なのかも知れませんが、やっぱり大人は納得したいんですよね。(そこが狙い?)

あと30分くらい欲しかった。

う~ん、でもこの後を引く感じも魅力の一つなのかも。

友達も「もう1回見たい」っていっていました☆

もちろん、帰りは車の中で「ポニョ~ポニョポニョ、魚の子~♪」と歌って帰りました☆


甲子園の夏

2008-08-18 18:57:44 | スポーツ

夏の全国高校野球大会。

甲子園の夏が終りました。

優勝は大阪桐蔭(北大阪)♪

おめでとう!!

岐阜県代表はおしくも2回戦で負けてしまいました。

でも、みんな一生懸命で、走って、投げて、打って、応援して、見ているこっちもハラハラしながら応援させてもらいました。

みんなよく頑張った!

ありがとう☆


出雲旅行記 3

2008-08-15 14:44:17 | 旅行記

今回の旅の目的は、出雲大社ともう一つ、松江市にある「小泉八雲記念館」と「小泉八雲旧居」を見学すること♪

日差しが強い中、行って来ました☆

松江城を囲むお堀の近くに、二つの施設は並んでいます。

Dscn1576_3 Dscn1575_3 「小泉八雲記念館」には、当時の書斎の様子が再現されていたり、書簡、直筆、出版された作品などが展示されていました。

興味深かったのは、小泉八雲の略歴。

ギリシアで生まれ、アイルランドやイギリス、フランス、アメリカなどで暮らし、ジャーナリストとして初めて日本を訪れた時は39才。

日本の文化に魅せられた彼は、そのまま日本で英語教師として働くことになり、ここ松江市に赴任して来ます。

この松江市には1年3ヵ月暮らし、その後、熊本、神戸、東京と移りながら、54才で亡くなるまで、日本文化に関する本を初め、翻訳本、随筆、小説など多くの作品を残しました。

中でも有名なのはアイルランド名「ラフカディオ・ハーン」の名で知られる『怪談』ですよね♪

「耳なし芳一」「むじな」「雪女」など、妻のセツ夫人から聞いた日本各地に伝わる怪談話を、独自の解釈を加えて新たな作品として生まれ変わらせました。

アイルランド人の父とギリシア人の母の間に生まれたハーンが、日本のどういうところに魅せられたのか…

そのヒントとなる松江市時代に暮らした「小泉八雲旧居」が残されています。

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その小さな家。

そして、美しい庭。

座敷に座ると、家を取り囲む三方の庭がすべて見渡せます。

日本の庭は、西洋の庭のように、人間が作り出す美ではない。

山水の美。石の美。自然の造詣の美しさを眺める庭である…

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ほんとうに小さな庭なのですが、とても心が落ち着く静かな庭でした☆

今にもセツ夫人がお茶を持って静かに現れそう♪

ハーンは日本の最高の宝は、優れた細工物でも、焼き物でも着物でもなく、日本女性の素晴らしさだと書き残しています。

これはおのろけ? ごちそうさま(^^)

今回旅をして、個性のない同じような作りの駅をいくつも見ました。

日本全国どこへ行っても同じというのは、便利といえば便利なのですが(「マクドナルド」と「すき家」は特に目立つ)、ちょっと面白みにかける…

ギリシア生まれのハーンの方が、日本の良さを、日本人以上に感じていたのではないかと、小さな庭を眺めながら思いました。

行ってよかった☆

いろいろと興味深い旅でした♪♪


出雲旅行記 2

2008-08-14 00:16:17 | 旅行記

出雲大社の近くに、「古代出雲博物館」があります。

出雲大社にまつわることだけでなく、青銅器、銅鐸、銅鏡、勾玉、石見銀山や、たたら製鉄など、この地方に関係する展示がしてあって、面白かったです♪

中でも平安時代の出雲大社本殿の1/10模型というのがあって、当時は奈良の大仏殿より高かったという建物が再現されていました。

特別展では、なぜか「聖地★巡礼」というテーマで「サンチャゴ・デ・コンポステラ」という、スペインにあるキリスト教の聖地を目指して巡礼する人々を撮影した映像が紹介されていました。

「サンチャゴ・デ・コンポステラ」へ向う巡礼が有名なのは知っていて、その様子も映像で何度か見たことがありましたが、まさか神話の地、出雲で見ることになろうとは。

フランス人の一人の老人に密着した50日(1400キロ)。たくさんの人と出会い、雨に打たれ、厳しい道をひたすら歩く。なぜ人は聖地を求めて巡礼の旅に出るのか?

そこから日本のお遍路さんとか、熊野、西国巡礼などにつなげる展示になっていました。

けっこう面白かったです☆

巡礼をした人は、実際にその証明書がもらえるのですが、博物館でも、この展示を見たということで、同じ様式のラテン語で書かれた証明書をもらいました♪ こういうのは嬉しい☆

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隣は同じ博物館で売られていた瑪瑙でできた勾玉(まがたま)☆

荻原規子さんの『空色勾玉』という作品のファンなので、思わず購入しました♪

映像の中でフランス人の老人が、なぜ巡礼に出るのかと効かれ、「生まれ変わるため」と答えていました。

巡礼はただの旅じゃない、考え、自分と向き合うための旅だと。

最後に、「サンチャゴ・デ・コンポステラ」、お遍路さん、西国巡礼、それぞれの国で聖地をめぐるいろいろな国の人の顔が、パネルで紹介されていたのが印象的です。

みんないい顔していました☆


出雲旅行記 1

2008-08-13 23:28:58 | 旅行記

出雲大社に行って来ました♪

Dscn1557bDscn1556b 車で行ったのですが、岐阜県からはけっこうかかりました。

でも一度行ってみたかったんですよね☆

この日もとても暑かったのですが、観光客は多かったです。みんな暑そうでした。

それにお盆休みということもありますが、「平成の大遷宮」といって、本殿を修復することが決まっているので、この時期、修復作業が始まる前に、本殿を特別に公開しているDscn1558bのです。Dscn1554b_2

Dscn1568Dscn1567 本殿に入るのは順番待ち。しかも、キチンとした服装でないと入れてもらえません。(ジーンズ、Tシャツ 不可)

  撮影も禁止でした。

敷地の中に資料館みたいなところがあって、入場料150円でクーラーのきいた室内に入れるので一時避難。

出雲大社は縁結びの神さまということで、絵馬には良縁を求める人の願いや、夫婦で末永く一緒にいたいという願い、中には「○○くんと結ばれますように」という願いが書かれていました☆

もちろん、私もさっそく奉納。

帰りに近くで出雲ソバを食べました。出雲ソバは皮ごとひくのが特徴。三色ソバといって、三段に重ねられた小さな器に、それぞれ違った薬味の乗ったおソバが運ばれてきます。

これがなかなか美味しかったです☆Dscn1570

出雲大社から歩いて行ける距離に歌舞伎などの始祖といわれる「出雲の阿国」が晩年すごした庵と、そのお墓があります。

どちらも観光地という感じではないのですが、教科書でしかしらなかった人物に触れられるような気がして、見学して来ました。

今でも、役者さんや歌舞伎の方がお参りに来たりするそうです。

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