観て来ました!
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』♪♪
原作はフィリップ・プルマンのベストセラー小説。
監督脚本は39才のクリス・ワイツ。主演は一万人のオーディションから選ばれた新人で13才のダコタ・ブルー・リチャーズ嬢☆
よろいグマのイオニク・バーニンソンは大迫力でした!
原作が好きなので、どんな映画になったのか気になっていたのですが、ようやく観ることができました。
舞台は私たちの世界とよく似た、しかしどこか違うパラレル・ワールド。そのよく似た世界の、イギリスそっくりの、しかもその名もオックスフォード大学という大学の学寮に預けられ、学者たちに囲まれて暮らす少女ライラが主人公。
パラレル・ワールドは他にもたくさんあって、その中の一つは私たちが今住んでいるこの世界なんですが、それは第二部『神秘の短剣』で登場する予定です♪
そして、何よりも、ライラたちの住む世界を特徴付けているのが”ダイモン”という存在!
これは自分の魂の一部が、それぞれ動物や昆虫の姿をしてこの世に現われたもので、もちろん会話もできるし、本人が死んだらダイモンも消えてしまいます。子供の頃は姿が固定していないので、猫や鳥や何にでも変身できますが、大人になるにしたがって、その人の性格を表す姿、例えば従順な人は犬とか、船乗りならカモメとか、そうしたひとつの姿に落ち着くということになっています。
このダイモンがよく表現されていて、子供たちが走り回るシーンでは、小鳥や子猫に姿を変えるダイモンが一緒に駆け回って楽しい楽しい♪
ライラ達の世界では”教権”と呼ばれる教会組織が大きな支配力を持っていて、これがライラや子供たちの前に立ちふさがる敵になります。
ダイモンはよくできていると思ったのですが、ストーリーの方はやっぱりちょっと詰め込みすぎ。不自然なシーンもいくつかありましたが(イオニクがライラのピンチに突然現われるのですが、イオニクは大きなクマなのに誰も近づくまで気が付かなかったり…)全体的にスピード感のある展開なので、あっという間にラストになっていました。
次々と姿を消す子供たち。
ライラを連れ出す黄金のサルをダイモンに持つ妖艶なコールター夫人。
空を自由に飛ぶことができる魔女。
そしてライラの保護者、アスリエル卿が見つけた”ダスト”とは?
ラストは予想とちょっと違うところで終っていました。
ここで終わり? ここからがいよいよ他の世界が登場する大波乱の幕開けなのに~
もっと続きが観たい!!
ただ今回気になったのは、監督さんが原作の設定をあれこれ入れようとして、遊びの部分が少なかったこと。セリフも説明っぽいものが多いし、原作の魅力を伝えようという気持ちはわかるけれど、一本の作品としての楽しさをもっと入れてもよかったんじゃないかなぁ、と個人的には思いました。
飛行船や都市のデザインとかは、「ファイナルファンタジー」に代表されるゲームを思い出させるし、ただ原作をこなすだけじゃエンターテイメントにはなれない。まあ、新しいものを作るっていうのはすごく難しいことだとわかっているのですが、ついつい期待しちゃうんですよね。
原作ではこれからもっと面白くなっていくので、頑張って続編を作って欲しいなぁ。
続編といえば、予告で流れた『ナルニア国物語』の第二章『カスピアン王子の角笛』♪♪
これもすごく良かった☆ 待っていたんです!
カスピアン王子カッコイイ♪
ルーシーやみんなも成長してる!!
今年の5月公開だそうで、すごく楽しみです☆