今日は10歳年下のTくんと仕事。
仕事がヒマなので二人で倉庫の片付け。
物入れが欲しかったので、その辺の木材を適当に切って、箱型の木箱を作ろうとすると、Tくん、なぜか動きがぎこちない。
釘とかなづちを手渡して、角材に板を打ち付けてもらおうとすると、どっちの木材を上にしたらいいのかわからないみたい…
釘を打つのも、力がうまくかなづちに伝わらない危なっかしい手つき。釘は曲がってしまうし、ほら親指打ちつけた!
「…もしかして、こういうの苦手?」
「実をいうとそうなんです」
男の子ってみんな工作が得意なものだと思ってた! そんなことでは日曜大工でちょっとした棚を作って頼りがいのあるお父さんに家族の笑顔っていう定番風景はどうなってしまうんだ!(←あくまで私の想像の中の家族像です☆)
ま、不器用なのは罪じゃないです。でも子供の頃、雪ですべるソリを作ったり、凧を作ったり、竹とんぼを作ったり、友達より少しでもいいものを作って早くすべったり、高く飛ばすために工夫しているうちに、釘や木の扱い方なんて、自然と身につくものなのになぁ(…時代?)
釘抜きの使い方も知らないの?
子供の頃から犬小屋作ったり、ニワトリ小屋を作ったり、父親のやることを普通にマネしていたからみんな知っていると思ってた…(うちが農家だから?)
そうか、かなづち打ったことのない子がいても不思議じゃないんだ。考えたら当たり前なんだけれど、当たり前だと思っていなかった。
ちょっとしたことで、ジェネレーションギャップを感じた瞬間でした。
木箱は無事完成しました。曲がった釘だらけだけれど、それでもしっかりしたものです。