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三連休の一日は浜離宮恩賜庭園に行ってきますた。このあいだはふらふらとボサノバに惹かれてしまい、ついでに寒さにも負けてしまい、間近まで行きながらUターンしてしまったのですね。だから、一週間遅れたけど正しい目的を達成したのであります。
重厚な門を抜けて、お一人様300円の入園料を払う。典型的散策スタイル(帽子、リュック、ハイキングシューズ)のおじさまおばさまと共に砂利を踏みしめていくと、すぐにあの懐かしい、胸の奥がきゅーっとなるような匂いが漂ってくるのです。視線を上げれば、池の向こうに思いがけず鮮やかな黄色い海が広がっているのであります。

中の通路に入るとこんな具合。菜の花畑は思ったより広くて、密度感もあります。だから例えば恋人同士で来れば、
「おおい、待てよお~」
「つかまえてごらんなさいな」
「こいつめ」
「うふふふ」
「あははは」
的な(“的な”って何だよ)、まことに正しい青春の一コマをエンジョイ出来るのであります。それはとてもステキだと思うのですけれども、しかしトライするにはけっこう勇気がいるのであります。時代に逆行することは、常に好奇の目に晒されるのであります。
僕はそういうの好きなんだけどね。