くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

模様替え その後♪

2004-12-17 19:24:19 | 日記
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 まだ終わりが見えません。冷蔵庫の脇にCDが積み重ねてあったり、その上にサラダオイルやら名刺入れが乗っかっていたりという凄まじい有様となっております。しかしわたくし、このまま放置して友人のところに遊びに行くのであります。知らんぷりであります。みなさまどうぞ良い週末を。
追:大掃除や模様替えは、時間のあるときに一気に行うことをオススメ致します♪
追:同じくお掃除をなさっている『*BoardwalK*』“大掃除中!”~にトラックバック♪


模様替え

2004-12-16 22:50:10 | 日記
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 大掃除のついでに模様替えを始めてしまった。従って飯は白飯&タラコのみ。お膳はソーメンの入っていた木箱。
 あああ、粋人soroさんのケヤキのコンポート風独酌膳があればなあ。せめて980円のシャンパン(発泡酒)を飲もう。ということでsoroさんの過去記事にトラックバック♪
 
追:家具の配置は終わったけど、やや失敗したようです。一番面倒な配線(PC周辺とオーディオ)を全て終えてしまったあとだし。どうしよう???


酸っぱいコーヒー

2004-12-15 21:49:25 | エッセイ
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“ニックはコーヒーを飲んだ、ホプキンス流儀で淹れたものである。そのコーヒーは不味かった。ニックは笑った。ホプキンスの物語にいいエンディングが出来たというものだ”

~アーネスト・ヘミングウェイ『二つのこころのある川』/訳 ハヤト


 喫茶店のマスターを夢見ていた友人がいた。彼は高校を卒業して暫くしてから、その夢を実現させた。
 僕たちはよくその店に行き、彼をマスターと呼んでからかった。彼はかなり照れていたが、まんざらでもないような顔をしてみせたものだ。
 彼は何事に対しても真剣な男だった。それは周囲の人間が気疲れしてしまうほどで、しばしば友人の間で笑い話のタネにされていたくらいだ。しかし本人は周囲のそんな意見を真っ向からはね返していた。
 そんな彼が淹れるコーヒーも、真剣そのものの作業から出来上がっていた。彼は熱中するあまり、ペーパーフィルターの折り方まで研究した。交互に折ると流出のスピードが速くなり、抽出時間が短くなる。従ってあっさりした味となる。一方に重ねて折ると流出の時間が遅くなり、苦みや酸味といった豆の成分がじっくりと出て濃い味となる...。彼はそう結論づけた。
「お客さんの好みによって変えてるんだ」そう言って彼は誇らしげに微笑していた。
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 我が家ではこのあいだ買ってきたイリーがなくなってしまったので、またいつものラヴァッツァになった。“オロ”ではなく“エスプレッソ”という苦めの豆を使っているのだが、イリーに比べるととても酸っぱく感じる。酸味があまり出ないように淹れることが出来ればいいのだが、きっと僕は彼ほど真剣にはやっていないのだろう。

追:この記事は『音風景日記: 気ままに日常を記録する雑記帳』“伝染るんです”~にトラックバック


予言

2004-12-14 18:17:54 | 雑記
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 唐突に想い出したのだ。
 学生の頃、社会人の先輩の家に遊びに行ったときのこと。何人かの仲間と行ったのだけれど、そこで飼われていたネコ二匹は真っ先に僕のひざの上にやってきて、いかにも居心地良さそうにしていたのですね。他のやつがちょっかい出しても知らんぷり。その様子を、先輩は目を丸くして眺めておりました。
「こりゃ驚いた! そいつらは人見知り激しいんだよ」
「そうなんすか。かあいいなあ」僕は得意満面。
「しかしだね」先輩は心持ち表情を引き締めて、こうおっしゃったのだ。「ネコに信頼される人物というのは、厳しい社会を乗り切っていけない人種と言われているのだよ」
「...」

 その予言は概ね当たっていると言うことも出来る“かも”しれないですな、先輩。
 ま、負けるもんかあ(^^) ふんふんふ~ん♪


復活、ABC!

2004-12-13 19:56:46 | エッセイ
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『英 語 日 和 。』“東京で座り読みできる書店”~に本屋さんトラックバック♪ 
 本屋に入るときの動機は二つあります。一つはすでに読みたい本が決まっているとき。この場合は、近所にあるいくつかの本屋古書屋でおおむねコト足ります。
 もう一つは“何となく”何かを読みたいとき。こちらはどの本屋でもいいというわけにはいかなくて、自分の好みに合った書籍を揃えているようなところがいいわけです。例えば僕の場合は白水Uブックスとか晶文社、みすず書房あたりが充実していると嬉しいなあと思う。ミステリーだったらハヤカワポケットミステリーブックがキチンと揃えてあるとかなり嬉しくなります。しかしこんな安易な自己統計よりも、ここに行けば必ず魅力溢れる書籍に出会える、という本屋が存在するのです。それは青山ブックセンター(ABC)。
 このあいだ流水書房で本を買ったら、袋にこの小冊子が入ってきました。ホチキス中綴じの簡素なものだけど、糸井重里や池澤夏樹といった人々がメッセージを寄稿しています。みなさんご存じの通り、青山ブックセンターはこの秋にようやく再建したのですね。
 僕が一番利用していたのは広尾のガーデンプラザに入っていた店舗。小さな売り場なのに、どこか心惹かれる書籍が並んでいる。その空間にいるだけで、小さな幸せを感じることが出来る。ABCでは単に流通業界の流れに乗った新刊・売れ筋を並べるだけではないようです。「読んでもらいたい本を売る」、そういうストレイトなメッセージが伝わってきます。それでいて独特のソフィスティケイトされた雰囲気があるから、いるだけで楽しいのです。
 再開されたのは青山本店と六本木店の二店舗だけなのだけれど、何はともあれ心から応援の拍手を送りたい。“何となく”書籍を眺めているだけでココロが満たされる、そんな貴重な時間を与えてくれる本屋です。