
何者?
朝飯のお話であります。
イタリアでは、朝食はきわめて軽く済ませるのだそうだ。忙しいからなのか、食欲がないからなのか分からないのだけど。
我が国の場合だと、
「今朝は軽くでいいや...」なんて言っても、炊飯器には朝一番で飯が炊きあがっているわけですね。
すると、おかずとして卵焼きくらいは作るだろうし、みそ汁がなけりゃ喉につっかえる。ちょいと香の物くらい、小鉢に盛りつける。
「軽くね...」のニュアンスとしては、これくらいで充分軽いではないですか。

こんなのでお終い
ところがイタリアの「軽く」は、軽いも軽い。
「何か甘いパンとカプチーノ1杯のみ」なんておっしゃる。
これが僕には辛かった。
もっともっと、食いたかった。
観光客ばかりを相手にしているホテルなら、チーズとかハムもあるんですけどね。しかもそのチーズとハムは、すごく美味かったんです。
朝からしっかり食べる人は、そういうホテルに行きましょうね。

これでもゴーカな部類だ
さて。
パレルモには2泊の予定でありますが、観光先は主に2つに絞っておきました。
まずはパレルモの街中であります。

ここはクアトロ・カンティという交差点。建物の辻に向いた面には、それぞれデカい彫像が配置してある。
この日はデモがあったらしく、見ている間に通行止めがなされて、ポリツィアだらけとなってしまった。

何ともびみょーな表情

この2枚はマルトラーナ礼拝堂。天井も床も壁も、みんなモザイクで装飾されている。アラブとノルマンの文化が融合してこうなったらしいです、はい。