野外の気温が下がって暮らしにくくなると、獣たちは暖を求めて民家に寄って来る。
縁の下での暮らしは許容範囲だが、家屋の天井裏の居候は困る。
現在と母屋の屋根裏に居候するのはハクビシンとほぼ断定している。
母屋は築300年といわれる茅葺百姓家、屋根は現在瓦に変わっているが、作りは江戸時代のままである。
15年ほど前に隣接地に小さな居住区を持ったので、母屋は仏壇が独占している。
母屋が近頃妙に騒々しい、動物が移住してきたようだ。
脚立を使って母屋の屋根裏に潜入した。
改装時厚く敷き詰めた防音保温マットは食いちぎられ、踏みつぶされていた。
獣の出入口は確認できなかったけれど、早急に対策を講じなければならないだろう。