谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

初冬に思う 悪筆の理由

2017-11-24 19:37:58 | 日々のこと

陽光が薄くなって、 窓辺のベゴニアが血の気が失せたように白くなり、カランコエの厚い葉の上に落ちた。

今年初めての木枯がふいて、しがみついていた残り葉は天高く舞い上がる。

風が弱くなる時、巻き上げられた枯葉がくるくる回りながらゆっくり降りてくる。

この乾いた軽い葉を、左手で捕まえると字が上手に書けるようになるという。

そのころ低学年児童に習字の授業があり、硯で磨った墨汁で、一、二、三を習っていた。

手本の「一」の字がどうしてもうまく書けなかったから、校庭で真剣に枯れ葉を追ったものだ。

枯れ葉は、掌の温もりを、生き物のように感知して、いつもするりと逃げた。

だから私は、傘寿の今でも悪筆である。

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谷間の小さな段々畑 勤労感謝

2017-11-23 20:05:17 | 日々のこと

勤労感謝の日、 古くは新嘗祭という 五穀豊穣を神に感謝する日である。

我が家の小さな段々畑も、豊穣とはいわないまでも、恙なく収穫が終わり畑仕舞にこぎつけた。

今年初めて育てたパッションフルーツの試食をするにはまことに打ってつけの日である。

収穫してから2週間ほどになる、表皮に皺が発生している。

一番大きな情熱の果物に包丁を入れた。

残念ながら未熟果である。

2個目は?

半熟だ プチプチするはずの種がまだ柔らかい。

果肉を口に含むと中途半端な酸味だけである、パンチの効いたパッションは全く感じられない

畑の神様に現状を報告し、次年度の豊穣を祈願した。

現実には、夏の間に実を育てないと、完熟しないことを学習した。

早く花を咲かせるには、どう手当てしたらよいのか、来年は課題多い年になりそうだ。

 

 

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フライド グリーントマト

2017-11-22 20:22:44 | 日々のこと

寒気に包まれて穏やかな朝 山脈がモルゲンロートに染まる。

沢庵漬用大根の収穫

ハウス内のグリーントマトも収穫

針ノ木岳遠望 山間の美ヶ原温泉郷から流れ出る白い帯は、湯の煙ではなく、初冬の風物詩果樹園の焚火だろう。

夕食 フライドグリーントマト料理に、二度目の挑戦

サクサクする外側と、グリーントマトの、完熟した果物のような食感がうれしい。

味を例える言葉が見つからないけれど、間違いなくフライドグリーントマトの味だ。

トマトの好きな人も、嫌いな人も、是非一度味わっていただきたい。

写真左の大きな鞍部は「常念乗越し」

 

 

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雪化粧 北アルプス

2017-11-21 20:54:12 | 日々のこと

 常念

 

 里山は霧氷か雪か

 変わる景色

 

 

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野生動物の越冬準備

2017-11-20 20:30:18 | 日々のこと

野外の気温が下がって暮らしにくくなると、獣たちは暖を求めて民家に寄って来る。

縁の下での暮らしは許容範囲だが、家屋の天井裏の居候は困る。

現在と母屋の屋根裏に居候するのはハクビシンとほぼ断定している。

母屋は築300年といわれる茅葺百姓家、屋根は現在瓦に変わっているが、作りは江戸時代のままである。

15年ほど前に隣接地に小さな居住区を持ったので、母屋は仏壇が独占している。

母屋が近頃妙に騒々しい、動物が移住してきたようだ。

脚立を使って母屋の屋根裏に潜入した。

改装時厚く敷き詰めた防音保温マットは食いちぎられ、踏みつぶされていた。

獣の出入口は確認できなかったけれど、早急に対策を講じなければならないだろう。

 

 

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