紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

2人でミニ・クリスマスケーキ

2019年12月25日 | 我が家の食&漬物作り

家内と2人暮らしになってからは、クリスマスケーキを買ってきて「イヴ」を過ごすなんて風流なことはしていない。

それを知ってか、娘婿が「クリスマスケーキ」を買ってきてくれた。しかも、食べやすいようにと気を遣ってくれて、ミニケーキ6個入りタイプだった。シャンパンまでついていた。

今年、家内がツリーを飾っていなかったので、「どうしたん?」と聞くと、「アレッ、忘れてた! 今頃飾っても、すぐに片づけなアカンし・・・今年は、やめとくわ」

2人だけの我が家では、だんだんとクリスマス行事とは縁が薄れてきている。なのに、クリスマスケーキを貰った途端、家内はウキウキだった。

「その心は?」・・・「クリスマスとは関係なく、ただケーキが好きなだけ・食べたいだけやろ!」

 

・・・・・お正月用の里芋を掘った・・・・・

お正月の「お節料理」や「雑煮」に使う「里芋」を、まだ掘っていなかったことに気づいた。

今日はポカポカ陽気。天気予報では明日はグズついた天気。

これから年末に近づくほど何となく慌ただしくなる・・・ 寒さも厳しくなるかもわからん・・・

作業着に着替えて畑に出た。数株だけだったので短時間で終わった。植えっぱなしの里芋だったので、いい芋は僅かだったが、お正月用には十分すぎる量だった。

・・・・・おやつは、クリスマスケーキ・・・・・

「食用の里芋」と「来季の種にする里芋」に仕訳し、倉庫に片付け終わった頃を見計らっていたかのように、家内が2人分の「おやつ」を盆にのせて持ってきた。

そこには、ミニの「クリスマスケーキ」が載っていた。作業着を着たまま、軒下の縁台に座り、お天道様の下で「クリスマスケーキ」を頂いたのは、生まれて初めてのことだった。

庭では、孫達がクリスマスプレゼントを持ってはしゃぎまわっていた。自分にも、そんな頃があったはず。

枕元のプレゼントにワクワクした記憶が残っているし、野球のグローブの時は大喜びした記憶も残っている。ボロボロになったそのグローブは、今も捨てられなくて倉庫に置いてある。

今になって思う。ミカン農家で両親は忙しかったはずだし、当時は家に自動車もなかったし、近くには店らしい店もなかったし・・・なのにクリスマスプレゼントだけは、いつの間にか、ちゃんと用意してくれていた・・・

孫達をみていて昔を思い出してしまった。たまには、仏壇にも手を合わせなくっちゃ。



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