昨日の夕方、自分が「みかん作り名人」と呼ぶミカン農家が、極早生の「ゆら早生みかん」を持ってきてくれた。
彼は今、農家代表としてJA役員の仕事に専念し、みかん作りは彼の息子さんに任している。ノウハウが引き継がれているので、味は名人が作ったのと変わらない。
持ってきてくれたのは、出荷規格外の「3Sサイズ」。
お礼に、「安納芋」と「紅はるか」をお渡しした。
・・・3Sサイズは味が濃い・・・
温州みかんの規格で最も小さいサイズが、3S。
卸売市場・小売店で不人気なのか、3Sサイズは出荷規格外。
みかんは小さいほど味が濃いだけに、出荷規格外になっているのが不思議なくらい。そのお陰で、食べ放題させて貰っている。
<早和果樹園HPに3Sサイズの味覚が載っていた>
家からそう遠くないところにある早和果樹園は、農家有志が集まり、秋竹新吾氏リーダーのもと、法人化し、みかんの栽培から加工販売までの「6次産業」を実践している。
そのHPに、みかんの「規格」と「味の濃さ」が載っていたので拝借させてもらった。市場で商品価値が高いのは中玉。この果樹園は直売なので市場規格外の3Sも売っている。
・・・味見してみた・・・
割ると、袋が薄くて柔らかく、裂けるほどだった。
味見をした。酸が多少残っていたが、糖度が高く、味が濃かった。
やっぱり、この時季は「ゆら早生みかん」が最高!
採り始めで、しかも収穫間もないミカンを持ってきてくれたので、酸の残りはやむなし。しばらく貯蔵しておけば、まろやかになる。でも、まろやかになるのを待ってはいられない。
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この時季になると、有田で生まれたこと、ご近所にみかん農家があることに感謝しなければとつくづく思う。