数十年前の数年間、和歌山市で働いていたことのある家内に厚生年金部分の請求手続き書が送られてきた。
朝から役場に回って必要書類を整えてから、和歌山市の社会保険事務所に向かうことにした。お昼も道中で外食することにした。
何を食べるかを車で走りながら家内と相談していた時、会員カードをスマホ画面に変更する手続きを忘れていたことに気づき、黒毛和牛100%のハンバーグの紀三井寺本店に立ち寄ることにした。
店員さんにスマホ操作を手伝ってもらって「スマホ会員登録」を終え、日替わりランチを注文した。
熱々の鉄板に載ったハンバーグはミディアムレア。自分は、よく焼かないと嫌いなので箸で平にほぐしながら中まで火を通す作業をする。かくして自分のハンバーグは、食べる直前には崩れて原形がなくなってしまう。
ハンバーグを堪能した後、社会保険事務所に向かった。「相談予約されていますか」と聞かれたので「いいえ」と答えると、「予約者優先なので数時間待ちとなります。予約をして頂くと待ち時間なしになりますが・・・」と。
「相談ではなく提出だけですが」と言うと、「提出も相談ということにさせて頂いています」と。「エー」と困惑するばかりだった。家内と相談し、何時間も待たされるのはかなわんしということで、後日の「予約」をすませた。
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「せっかく和歌山市まで出てきたし、お昼も食べたし、すぐに帰るのはもったいない」という家内に、ショッピングモールの「イオン」まで車を走らされることになった。モール内は現地解散・現地集合にした。
仮に社会保険事務所で手続きが済んでいたら、そのまま帰宅していたはず。予約日に変わったことで、「アーア、また行かなアカンのか」とため息をつくところなのに、ショッピングを楽しんだ家内は帰宅してからも上機嫌だった。
「消費税が上がる前に買い物できて、得した!」と。
「フーン」としか言えなかった・・・