前回記事にした幼虫を撮影して1時間30分。次の幼虫が誕生。
頭部を出した瞬間はいつも感動的です。
眼も口も機械感覚毛もみんなはっきり見えます。
あとはもう出るのみ,といった動きをします。
葉の表面に口先が着きます。身をうんと曲げます。
身を起こして,うんとこどっこいしょという感じ。
脚が着地! 無事に誕生したのです。
流れはいつも同じ。頭部にピントを合わせることだけを考えて撮影します。
前回記事にした幼虫を撮影して1時間30分。次の幼虫が誕生。
頭部を出した瞬間はいつも感動的です。
眼も口も機械感覚毛もみんなはっきり見えます。
あとはもう出るのみ,といった動きをします。
葉の表面に口先が着きます。身をうんと曲げます。
身を起こして,うんとこどっこいしょという感じ。
脚が着地! 無事に誕生したのです。
流れはいつも同じ。頭部にピントを合わせることだけを考えて撮影します。
9月28日(金)の続きです。
夜,孵化が始まりました。午後9時50分に見たのが孵化し終えようとする幼虫。出たばかりの幼虫を撮影。
すぐに卵殻を食べかけました。
懸命に食べ,すべてを食べ尽くしました。
結局,この個体は産卵後5日と6時間で孵化したことになります。
あとは孵化が続くと見込んでいたとおりの結果となりました。1時間余り経って次の孵化が始まりました。
この孵化については次回記事にします。
9月26日(水)。四日目。夜。縞模様が濃くなっています。
9月27日(木)。五日目。朝。縞模様を見ると,昨夜から変化はなさそう。
9月28日(金)。六日目。朝。前日の写真から24時間後の写真です。二枚を比べると,違いがあります。縞がなくなり影が薄っすら見えています(白矢印)。比較的滑らかだった縞模様の境が,随分凸凹してきました(黒矢印)。
他の卵の一つを写しました。同日に産付されたものか定かではありませんが,個体差がずいぶんあるものです。
夜。先の写真から12時間になります。様子は激変。殻の中にもう幼虫の姿が出来上がっていて,幼虫が動いています。
他の卵も同様です。
これはいよいよ目が離せません。
9月24日(月)。二日目。よく見ると,上の方に帯状の縞模様があります。産卵直後のアップ写真がないので,変化かどうかは不明。
この縞は共通しています。
9月25日(火)。三日目。朝。縞模様がはっきりしてきました。
順調に推移しています。
夜。縞がたいへん濃くなってきました。
孵化がどんどん近づいています。
9月23日(日)。畑仕事をしていると,キアゲハが飛来。ニンジンの小さな葉に関心がありそうな動きをしています。「ははーん,卵を産みたいんだな」と思いながら見ていると,やっぱり!
産んだと思うと舞い上がって上空を舞い,また戻って来ました。今度は撮影準備をして待ちました。幸運なことにばっちり産卵シーンが撮れました。アゲハの重みで,か細い葉がやんわりしなっています。
別のニンジンも訪れました。これもばっちり。警戒心があるようには見えませんでした。下写真をよく見ると,卵がほんのすこし写っています。ラッキー!
あとで葉を確認すると,あちこちに卵がありました。葉の表側がほとんど。
なかには,二連結の卵も。まさにきょうだいです。
久しぶりにキアゲハと付き合えます。もちろん,孵化までを追ってみます。
ウォーキング道にて。
今,ハナウドがぐんぐん伸びて花を咲かせています。例年,この草でキアゲハの卵や幼虫を見かけます。ところが今年はちっとも見つからないので,寂しいなあと思っていた先のこと。幼虫が一匹目に留まったのです。
久しぶりというのは,なんだかフレッシュな感じがしてワクワク感があります。このキアゲハについても同じです。
探せばきっとほかにもいることでしょう。キアゲハがきっちり訪れていて,ほっ。今度は卵を見つけたい!
5月1日(月)。朝。見ると,幼虫が1匹誕生して卵殻を食べている最中でした。無事誕生!
他の卵ももうすぐ誕生近し,というところ。
頭部も毛も見えています。
からだが丸まっている様子が透き通って見えます。
この日,生まれる瞬間を見逃したのが2例。2つとも注意深く見ているつもりでしたが,早々と生まれ瞬間を見逃したのでした。惜しい,惜しい。
(つづく)
4月24日(月)。
いつものウォーキングで。ハナウドが伸びてきて,今いちばん目立つ草です。大きめの葉は他を圧倒しています。この葉にはキアゲハが卵を産み付けたり,そこに幼虫がいたりするので,たいていはそれとの出合いをたのしみにしながら歩きます。しかし今春は,キアゲハを見かけなかったので,卵の産付はまだまだ先のことばかりと思い込んでいました。
ところが,「それでも,一応確かめてみよう」と思い,探してみたのです。すると,なんとすぐに目にとまったのです。それも産み付けてから日が経ったものもあるのにはびっくり。
さらにびっくりしたことに,あちこちで見つかったのです。
さらにさらに驚いたことに,群生している葉ではなく,草刈り後に伸びてきた一本立ちした葉ばかりに! キアゲハには,ぬっくと突き出た葉の方が目に入りやすかったのかもしれません。たぶんそうなのでしょう。
4月25日(火)。
卵の付いた葉を数枚持ち帰ることにしました。もちろん,継続観察をしながら孵化の様子を撮影するためです。
6月10日(金)。午前6時。縞模様がはっきりとしています。黒い部分はからだと殻とが接触しているところで,白っぽい部分は空気層なのでしょう。孵化が相当近づいているように思われます。
へこんだ卵は,褐色の模様が薄らいでいます。中がすっかり濁っているようで。さて,大丈夫なのでしょうか。さっぱり先が読めません。
終齢幼虫にネットを被せておいたら,前蛹になってミツバの茎に付いていました。
ネットを外すと,前蛹がちょこんと一つ。ところが,からだには寄生バチのアオムシコバチが2匹! 「これはまずい!」と思ったものの,自然の摂理に従うのがわたしの流儀。
6月11日(土)。朝見ると,前蛹が激変していました。頭部を含むからだ半分が完全になくなっているのです。もうびっくり! 茎には黒いしみが付着していました。それにアオムシコバチが居ついているようです。いったいどんな事情があったのでしょうか。カマキリにでも襲われたのでしょうか。かわいそうに。
一方,卵は2つとも黒くなり,そのままの状態が続いています。先に孵化間近ではないかと書きましたが,どうも,いのちが停止してしまっているようです。
6月5日(日)。午前,小雨模様。アゲハの庭園に,ミツバがあちこち生えています。植えたというのでなく,生えているのです。そこで偶然見かけたのがキアゲハの終齢幼虫。ずっしりと大きなからだをしていました。我が家のミツバでこの幼虫を見かけるのは初めてです。
ばりばりと貪り食うといった感じの食欲ぶりです。
6月6日(月)。葉柄でじっとしたまま。もうすぐ蛹になりそうです。それで,ネットを被せておきました。
そのあと庭の手入れをしているときに目にとまったのが,キアゲハの卵。落ちた種が散らばってあちこちにミツバが生えています。花壇の石囲いに生えた一本で偶然見かけたのです。もちろん,ミツバで卵を見るのも初めてです。
同じ茎の,別の葉にも一粒。色から推測すると,同じ成虫が同じときに産み付けたものかもしれません。
この卵の変化も追ってみる価値がありそうです。
また別の株では,3齢幼虫がいました。これにもびっくり。
キアゲハは,とにかくセリ科植物が大のお気に入りなのですね。