日本海に沿った町を訪れました。
水田の一つにソバが植えられ，ちょうど花を付けていました。
遠目からでも昆虫たちが吸蜜活動に勤しんでいることがわかりました。その中にクマバチが。なんとか写せないかと思っていたら，わたしのすぐ前に来て吸蜜。ラッキー！ そっとレンズを向けたら，ちっとも気づいていない様子。
花から花へと渡りながら蜜を吸い続けました。おいしいごちそうを口にでき，満足にちがいありません。からだの重みで，花がぐっと垂れ下がりました。そんな風景が切り取れたように思うのですが……。
知人の水田脇にヒガンバナが咲き乱れています。過日，その知人がいわく，「今年のヒガンバナは花が遅い気がする。ヒガンバナがたのしめるように，毎年草刈りの時期を考えてたんだけど，今年は今草刈りをしてもよいかなあ」と。つまり，草刈りでヒガンバナの蕾に影響が出てはまずいという気持ちがあったのです。
その話があって，間もなく草刈りをしました。それから一週間。うれしいことにやっと伸び出した茎から燃えるような花が！
この風景は例年本記事にもアップしています。静かな風景よりも人の気配がある方が絵になりそう。
見応えのある風景です。これを見ると，秋分を通過した心地に浸れます。
