自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'22秋 虫の目レンズは友 ~ショウリョウバッタ(メス) ~

2022-09-08 | 昆虫

9月に入りました。すっかり秋の気配が漂っています。夏の虫たちの鳴き声はすっかり秋の虫へとバトンが受け継がれました。あれほど盛んに鳴いていたキリギリスが完全に姿を消してしまいました。秋の涼しさが秋の虫たちの声を運んできています。その中に野生のスズムシの声が混じっています。秋はなんだか味わいがあって静かなのがいいなあと感じます。

いつもの公園で,秋にショウリョウバッタを見かけました。イネ科の草にとまっていました。

 

秋らしい青空,真っ白な雲が浮かんだ空を背景に,ショウリョウバッタをくっきり撮りたいという願いがやっと実現しました。

 

しばらくじっとしてくれていました。虫の気持ちになって近づけばなんとか撮れるだろうと思ってはみても,なかなか撮れるものではありません。しかし,この日はショウリョウバッタから許可が出たようなふしぎな空気感に触れながら撮れました。ほんとうにふしぎ。

 

なんとか撮りたい,なんて気負わないのがいちばん。撮れたらよし,撮れなくてもまたの機会に,そんなふわーっとした気持ちが大事なのかもしれません。

 


"魚露目"で見たヒマワリの訪花昆虫

2022-09-08 | 昆虫と花

ヒマワリを魚露目で覗いてみました。

花弁が巨大風。視野の半分を占めています。それが空と同居。

 

タイワンタケクマバチがたくさんいました。

 

畝も山も入れて。

 

ハチももっと強調して,花弁をしっかり入れて。

 

ミツバチもいました。

 

隣りの田から飛んできたのが,このナガバネイナゴ。ここはイナゴの躍動する水田地帯です。

 

この種の写真に,わたしは遊び心をたっぷり感じています。レンズがわたしの遊び心を魅了してくれるように思うのです。ケータイでは簡単に撮れないおもしろい構図をつくれるのが魚露目に秘められた魅力です。