花壇の除草をしているときのことです。カタバミを引いて葉裏を見たら,ヤマトシジミの幼虫がいてアリが一匹背に乗っていました。
ヤマトシジミの幼虫とアリとの関係はよく知られた話題です。アリを観察すると,しきりに触覚を動かして何かを催促しているように見えます。これにはちゃんとした理由があって,幼虫が甘味成分を分泌して与え,その代わりに寄生バチからの被害を防いでもらっていると説明されています。つまり共生関係が成り立っているわけです。
わたしは,幼虫が寄生バチに襲われているシーンを見たことはありません。一度は目撃したいなと思っていますが,どうでしょうか。
アリは盛んにからだの上を動き回っています。欲しい甘味を催促しているようです。
幼虫が動きかけました。
ここでウンコを一つポツリ。尾部にある白い突起が甘味成分を分泌する蜜腺です。
蜜腺を見るアリを超アップで撮りました。
ふしぎな世界です。
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