公園でツバメシジミを見かけました。この時期とてもめずらしい例です。前に複眼の毛について記事にしたときに,チャンスがあればもっとくわしく撮りたいと願っていました。もし飛び去ったらこの幸運は来年まで待つほかはありません。
やむなく,例外的にチョウを手に持って撮ることにしました。これならしっかり画像記録ができます。
複眼を微細毛が覆っています。
さらに近寄ってみます。個眼が見えます。
反対側の眼をみましょう。中央部の毛の様子が乱れています。どうやら窪んでいるせいでしょう。複眼が何かの力でダメージを受けたようです。
下側から見上げるようにして撮りました。毛の根元までは見えません。どんな生え方をしているのか,気になるところです。
前側から撮りました。やっぱり左側の目に異変が感じられます。
ツバメシジミにとってはこれらの毛が大きな意味を持っているのでしょう。
こうして深く観察することにより,新しい知見が得られます。これこそがワンダーな世界との出合いです。