公園にて。
セイヨウタンポポの花があちこちで開いています。この花は四季をとおして咲き続けるたくましさを備えています。受粉しなくても種子をつくるので,昆虫の手助けは無用というわけです。それでも多様な遺伝子を残し続けるには,虫の手を借りなくてはなりません。有性生殖こそ生き残り続ける切り札なのです。
このタンポポをちょうど訪れたのがヒメアカタテハです。こんな撮影機会はめったにありません。貴重,貴重。
それがしばし吸蜜を続けたから,びっくり! これを撮ったときはレンズが翅先に触れるほどの距離でした。
紅葉の時期に元気に飛び回っています。とはいえ,翅がかなり傷んでいます。いろんな出来事に遭遇してきたのでしょう。
この写真を撮り終えた直後,どこかに去って行ってしまいました。