![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/b1/55a50504079bce0bfeed0e322797f970.jpg)
我がやにも蘭の花が届いた。
こりゃ、どう見ても豆にしか見えない。と妻。
蘭の花と同じように並んでいるではないか。と独り言。
沖縄で栽培され、売られているのは数千円。
ところが、本土では数万円。どうしたものでしょう。
蘭とは、誕生日や開店などで贈られる花です。
私にも、あと数日で誕生日がきます。
この頃は、嬉しいよりほっとするのです。
やっと、この歳をクリアーできたかなんて考えます。
さっきも、ちびったパンツを替えたばかりです。
毎日が、一生のような重みです。
こんなに全力投球でもつのでしょうか。
緩めても誰にも解らないのです。でも出来ないのです。
華やかな日々。
昔でもないような。今でもないような。
ずーっとないのではないかな。
死ぬ時が一番華やかであったりして。だけど知ることはできません。
美空ひばりさんの歌声を聞きました。
昭和63年、東京ドームのこけら落としでの、不死鳥コンサートでした。
声に艶がありました。
この人の真似は誰にもできないんじゃないかと思いました。
もって生まれた宝のような声質でしょう。
妻は高い音は訓練で出るようになるが、低い音は天性のものと解説。
華やかではありましたが、精いっぱいの頑張りとも見えました。
1年のブランクがあって、復帰コンサートでしたから。
「華」とはなんぞや。
世阿弥の能楽論によると、
「華と、面白き、めずらしき、これ三つは同じ心なり」とが
演技・演奏が観客に感動を呼び起こす魅力。
と広辞苑に出ていました。
私には、とうてい望むこともできないのです。
花を愛で、なんでも面白がり、そうですかと珍しがることはできそうです。
これだ。と一人合点をしました。
踏まれ道 すきまこじ開け 今日も咲く
2015年4月17日