故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

華やかな日々

2015-04-17 05:12:28 | よもやま話
豆の花が蘭に見えて 


我がやにも蘭の花が届いた。
こりゃ、どう見ても豆にしか見えない。と妻。

蘭の花と同じように並んでいるではないか。と独り言。
沖縄で栽培され、売られているのは数千円。
ところが、本土では数万円。どうしたものでしょう。

蘭とは、誕生日や開店などで贈られる花です。
私にも、あと数日で誕生日がきます。
この頃は、嬉しいよりほっとするのです。
やっと、この歳をクリアーできたかなんて考えます。
さっきも、ちびったパンツを替えたばかりです。

毎日が、一生のような重みです。
こんなに全力投球でもつのでしょうか。
緩めても誰にも解らないのです。でも出来ないのです。

華やかな日々。
昔でもないような。今でもないような。
ずーっとないのではないかな。
死ぬ時が一番華やかであったりして。だけど知ることはできません。

美空ひばりさんの歌声を聞きました。
昭和63年、東京ドームのこけら落としでの、不死鳥コンサートでした。
声に艶がありました。
この人の真似は誰にもできないんじゃないかと思いました。
もって生まれた宝のような声質でしょう。
妻は高い音は訓練で出るようになるが、低い音は天性のものと解説。
華やかではありましたが、精いっぱいの頑張りとも見えました。
1年のブランクがあって、復帰コンサートでしたから。

「華」とはなんぞや。
世阿弥の能楽論によると、
「華と、面白き、めずらしき、これ三つは同じ心なり」とが
演技・演奏が観客に感動を呼び起こす魅力。
と広辞苑に出ていました。
私には、とうてい望むこともできないのです。

花を愛で、なんでも面白がり、そうですかと珍しがることはできそうです。
これだ。と一人合点をしました。

踏まれ道 すきまこじ開け 今日も咲く

2015年4月17日
コメント
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