「生」という字の読み方は数多くあります。
今日は、「なま」に挑戦します。
生出演。
生のトーク番組について、書いてみたい。
毎日のおしゃべりではなく、不特定多数のひとの前で話す時のことです。
落語の枕で、噺家が時事のこと、季節のことや身の回りのできごとを話します。
落語に入るふりであったりします。
プレゼンテーションでこんな風に入ることは滅多にありません。
いきなり本題の場合が多いのです。
どうでしょう。
落語の枕のような入り方で、話し始め
米丸師匠のように、それだけのことです。とオチを話してみたいものです。
生出演。
表情が映り、服装の趣味が見え、なにより人柄がでます。
どんなに計算した演出をしても、ひととなり(人柄、からだつき)は隠せません。
ライブであればなおのこと、その日の体調も影響します。
どんな時も生出演のような人生を送りたい。
明日はないような、今あるそのままです。
一見では、人の歴史は見えないものです。
どうしてかなと掘り下げた時に、現れる御里(素性、経歴)です。
つまり飾らない話しぶりです。
これは、一朝一夕で造れないから面白いのです。
すべてがさらけ出されても良いという覚悟です。
謙虚にならざるを得ないのです。
知らない、至らないことばかりです。
出会いがしらで意気投合するような人生があるのです。
きっと、生き様が言葉の端々、刻まれた表情ににじみ出るからでしょう。
それで良いのです。隠す必要なんかないのです。
少し美人ではない人(どんな人のこと)は、飾らないから素敵です。
素敵なところを探そうとします。
格好良い美人は損です。どこか粗はないかと探されます。
どちらの人も、人柄となると別な次元です。
見てくれに関係なく、その人なりの良さが輝いてきます。
歳を重ねるほど、ひととなりは年輪のように顔に刻まれます。
隠しようがないのです。
内面から出てくる魅力は、色気であったり、活気であったりします。
日々、そんな表情に出会いたいものです。
山うどの ほんのり苦味 これもあり