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初めの子は、手塩にかけて育てるのです。
手をかけてはいるようですが、今一つです。
両親も新米ですから。
二番目、三番目ましてや四番目ともなると、
ほとんどほったらかしです。
でも、どの子も良く育つのです。
親に力があると、子供は恵まれた環境で育ちます。
貧乏長屋では、それなりです。
一番の肥料は、足音です。
水は足りてるか、虫はついていないか。
病気になっていないか。いち早く気づいてあげることです。
そしてなにより、どうしたら良いか対処方法を知っていることです。
知らない場合は、教えてくれる人が近くにいることです。
殿さまには、頭の上がらない家老がいます。
長屋には、物知りの爺様がいます。
個性を伸ばす。
環境が同じでも、育つ子供は色々です。
勉強ができるのが良いとは限らないのです。
試験の結果でしか、自分の立ち位置が判断できないからです。
東大の図書館には、試験を受け続ける卒業生がいます。
親の鉄工所を継ぐために、高校を出て働く人もいます。
昨日食べた山ウドは、苦味が効いています。
それも良しです。適切な料理方法をすれば美味しいのです。
親も、子供もいろいろです。
個性が違うのだと分かってあげることです。
その個性を伸ばしてあげることです。
私達には、ちょっとしたことしかできません。
ほとんどは、本人が勝ち取ることです。
意見を聞かれれば、話してあげることはできます。
その準備だけは怠りたくないものです。
どうしてそうしてきたのか、学ぶことは今でもたくさんあります。
今頃になって、気づくこともたくさんあります。
出し惜しみは何もないのです。精一杯でちょうど良いのです。
悩むこともありません。先人達も足りないことばかりだったのですから。
末娘が、これからの人生を彼女なりに考えて、夜学で勉強しようとしています。
20歳を過ぎて、働きながら通うのですから自分の道を考えてのことだと思います。
絵手紙の苺は、不揃いです。
どちらも食べてみました。それぞれ個性的なおいしさでした。
頑張れとささやかにエールを送りたいと思います。
大荷物 どしても巣まで 運ぶあり
2015年5月25日