豪い(えらい)夢をみました。
「先祖代々」という墓石をなんかの拍子で、手に入れたのです。
夢の中のその墓は、私の横浜の家に座っています。いいのでしょうか。
今日のテーマは、「転職のすすめ」です。
引っ越し貧乏と言う言葉があります。
引っ越しするたびに、新しいスペースに合わせるために、
多くの物品を捨てることになります。
また、引っ越しの費用も馬鹿になりません。
その度に、「礼金、敷金」を支払ったりしなければなりません。
梱包し運ぶ、そしてまた荷物を解くのです。
果たして貧乏でしょうか。
私は、得をしたと思っています。
社会人になる前に9回、社会人になってから9回引っ越しをしました。
学生の頃は、最初は電車で、次はリヤカーでしました。
環境が変わるとそれはいろいろ大変です。
その度に、多くの物を捨ててきました。
やっと知り合いになった近所の人とも別れてきました。
逆に言えば、都度新しい近所が出来たといっても良いのです。
転職を繰り返すこと5度。
でも、会社は4社目です。途中同じ会社が2度あります。
今の会社が2年で、あとの会社がそれぞれ10年以上です。
会社が変わる度に、3年はなじめませんでした。
同じ会社でも、働いている人が違うから同じです。
そういう履歴ですから、当然管理職はやっておりません。
生涯現役のプロジェクトエンジニアーです。
友人は、それぞれの会社にたくさんできました。
今でも付き合っています。しかし気の合う人だけです。
転職でも得をしたと思っています。
転職の理由は、生涯一つの会社では入社年度によって、
同年齢の先輩の給料を追い抜けないという不純な動機でした。
もう一つは、家族が増えていったために、お金が必要だったのです。
やれやれと思いながら、転職を繰り返しました。
同じ会社で、二度リストラされました。
しかもカッターは同一人物だったのです。
引っ越しを繰り返し、転職を繰り返し、悲哀をなめたはずなのに、
今さらなぜに、「転職のすすめ」などとほざくのか説明します。
キャリアーという言葉があります。
実践を繰り返すことで常に第一線で活躍する人のことを差したりします。
ネットでこんな記事をみました。
「氷河期世代はチャンス!?中年転職市場に変化あり」
著者の柴田励司氏は、転職者に求められているスキルは
次の4つと言われています。
(1)自分で考えそれを文字で書ける
(2)さまざまな情報を集め、端的にまとめられること
(3)コミュニケーション面では、相手の表情を読み、
相手に伝わる形で自分の言いたいことを伝える力を持っていること
(4)人を巻き込む熱量があること
新しいプジェクトが、社内で立ち上がっても、
従来のスキルでは太刀打ちできない展開があるためとも言われています。
時代の変化に対応できる人材が求められているのです。
バブル後の人材氷河期世代こそチャンスと氏は言われています。
どれも、欠かせないスキルです。
特に新しいプロジェクトを始める時は大事なことです。
この力を持っている人は、稀有です。
特に4番目の「人を巻き込む熱量があること」は
すべてのスキルを凝縮しているとも言えます。
最近は、「熱」とは言わず、「熱量」というのですね。
プロジェクトに関わる人は、その熱にうなされて突き進むのです。
終わってみれば、くたくたです。
残るのは全速力で走った爽快感と、苦労を共に分かち合えた仲間です。
これが、社内・社外を通して一体となるのです。
歴史に残る先人達は、この4つのスキルの内、どれかに卓越しています。
いろんなジャンルの仕事においても、成功したプロジェクトによく見られます。
これからの人には、ぜひ転職を勧めたいのです。
会社は、独身寮をあつらえたり、社内教育などもうしてくれないのです。
社内転職でも良いのです。
技術から営業、営業から技術というのもありです。
自分がやりたいと思わなかった仕事ができてこそ一人前と、
内田詮三(美ら海水族館初代館長)氏も言われています。
一歩前に出るのが怖いですか。
いやいや、誰かが知らぬうちに前に押し出しているから一緒です。
ダチョウ倶楽部の上島竜平さんが、いつしか熱湯に入るように。
迷い水 飲んでみなはれ 渇くまま
2015年5月29日