学校に行って学んでいる夢を見ました。
これまで何度も見た学生時代の夢ではありませんでした。
同期に入学した人たちと、一緒に卒業できなかった夢ではありません。
会社に勤め乍ら、夜間学校に通っているのです。
眠気と闘いながら、どうしてここで勉強しているのだろうと
机にしがみついている夢でした。
めでたく卒業して、10年経った頃、大学に土曜日だけ聴講生として
通ったことがあります。約一年通い2単位をいただきました。
どうしてこの学生たちはエスケープしないのだろうと思いました。
居座って、べちゃべちゃ喋って迷惑な学生が半数もいました。
聴講生は、自由で楽しかった。
自ら望んで勉強するのですから、楽しくない訳がないのです。
さて、夢の件。
夜間学校で学んでいる人たちの大半が50代と思われる方たちでした。
それも教室はぎっしり埋まっていました。
何を意味するのだろうと起きだしました。
定年後の準備のためなのでしょうか。
もう少し寝ていれば答えが分かったかもしれません。
苦しい感じだったので、起きた次第です。
私は、現役のプロジェクトエンジニアーです。
しかし、多くの仲間たちは、管理職になりました。
現場から遠ざかり、管理の仕事をするようになりました。
定年後に、元のプロジェクトエンジニアーの仕事を続けるのは
なかなか難しそうでした。
私は、転職を繰り返し、自分のキャリアーを伸ばすことができました。
逆に言えば、管理職にはなれなかったのです。
産休後、職場に復帰できるよう政府が応援するようです。
65歳が定年の時代になりました。
プロフェッショナルに登場する方たちは、すべての方が現役です。
管理職であろうが、現役です。
働く意味を考えざるをえません。
仕事は、生活のための報酬を得ることだけではないのです。
仕事に誇りを持っている、やりがいを感じるから続けられるのでは
ないでしょうか。人から、自分のことを求められているから。
無報酬でも、趣味でもやりがいがあるから続けられるのです。
父も母もずーっと現役でした。農業には定年がないのです。
妻も現役です。
好きな「ものづくり」で毎日が忙しいのです。
美味しいご飯を作り、家事をやる。
行動に意味を付けるのは好きなことではありません。
しかし、毎日の営みこそ仕事なのです。
同窓会 誰が生徒で 先生か
2015年5月1日