故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

復活

2017-11-24 07:21:40 | よもやま話

なぜ花など付けるのよ
それも美しい花を
虫を呼び、実をつけて
枯れていく


人生、七転び八起きと言われています。
今日のタイトルは、「復活」です。

どこかの有名人(直木賞作家だったか)が数億円の借金を返すため、
一生懸命仕事をした。
そして自己破産せずに返した。
すると、信販会社かサラ金のCMに抜擢されたとか。

「年収が少ない」と、妻から罵倒されるサラリーマンの話を聞く。
確かに、給料が低いなど労働条件の悪い会社は離職率が高い。
常に、ハローワークに求人募集を出すような会社です。
一流企業は、離職率は低いが、離婚率が高いと思ったことがある。
給料が良いから早く自分の家が持てる。
持てるけど、全国ネットの会社ゆえ転勤が多い。
家を持ったため、長年単身赴任となる。
給料が良いから、出た人も残った人も相応の暮らしができる。
あとは推して知るべし。

念願の歌手になった。
歌は売れなかった。
容姿を活かして女優になって成功した話を聞いた。

復活は、誰にもあることで、またできることと思う。
年収が高いということは、
自分の時間を切り売りして金を得ているとも言える。
貧乏人は、決まった時間に帰れるから家族で食卓を囲むこともできた。
それが、あまりにも貧乏だとそれも許されない。
常にお母さんは外で働いている。子供は、今日も独りで食べることになる。
復活なんて考えられないと思う。どん底である。
それが、何十年と続いたある日気づく。

貧乏人は、食事がたらふく食えなくて、年中身体を使っている。
血糖値は低く、肥満になれない。したがって病気になりにくい。
一方、金持ちは良いものが食えて、移動も高級車である。
ある年齢になると、病気になりやすい。
一勝一敗なのである。

復活なんて、最初から無きこととあきらめる。
たくあんを卵焼きに見立て、水を冷酒と思う長屋の八っつあんのように
考え方を変える。
貧乏を我慢しろと教えられてきた。
それは、皆が貧乏だったからそうなのかと我慢できた。

会社のため、家族のためそして自分のために働いてきた。
それは何だったのか。
いつしか、朝日新聞も必要としない社内報だけで生きて来た。
点と点をつなぐ繰り返しだった。

この地に来て、自分の食べるものは畑で作り、
狭いながら、二人で温め合って暮らしている。
近所の人と本音で話し、笑っている。
高い金を得るために、毎日長い距離を移動しなくてもよい。
家を買って、一生かかって借金を返さなくてもよい。
復活とは、こころの問題である。
求めるものが違ってくると、考え方も変わる。
これこそ復活じゃないかと考える。
まだまだこれからと考えられることが、幸せなんじゃないかと思う。

甘いよと 蛍に言うは すすきだけ

2017年11月24日

投稿後、かつて人生は「一勝一敗」と若い人にいったことがあります。
2015年1月16日投稿記事「一勝一敗」を参照ください。
コメント
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