故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

起業

2018-01-15 18:15:41 | プロジェクトエンジニアー

あっけらかん。
これで楽しいのだから、良いのです。


今日のタイトルは、「起業」です。
地域おこし協力隊の任期は、三年が最長です。
2017年3月末の資料を基に数字を拾います。

任期終了後、地域に残る方は63%。
この63%は意外でした。国の施作としては成功でしょう。

任期終了した人の14%が起業しています。
起業後、三年の内に70%の方が倒産や廃業をしています。
つまり、三年後も会社を存続させている人は、終了者のわずか4%です。
一般的に、起業して十年後も存続している会社は、4%と聞きます。
地域おこし協力隊が移住し、起業するのは極めて厳しい道です。
自治体が募集する時、移住や起業を呼びかけますが、甘くはないと知るべきです。

現在、地域おこし協力隊になって二年を終了しようとしています。
一年目が終了した時点で、起業(カフェ開店)しました。
私は、地域おこし協力隊員として給料をいただいています。
カフェでは、無給です。
手伝ってもらっている妻に給料を未だに払えません。
つまり開業以来赤字続きです。
起業の時に自分のお金を使いましたが、回収できません。
仕入先を開拓し、省エネを実施、営業を延長(夜の予約)や必要な食材を
自家栽培したりして、赤字巾を縮小してきました。

起業前に、自分たちが得意なもの(パン作り、お好み焼き)を作り、
お返し(野菜等をいただきました)に地域に配り食べていただきました。
美味しいと言ってくれました。
この地域にカフェはありませんでした。
商圏(車で30分)の人口は10万人と予測しました。
今もマーケッティング(売れ筋、客筋、客単価、食材、新商品など)を
続けています。
開店一年後には、妻に小遣い程度は渡せるのではないかと思います。
地域おこし協力隊の給料程度の利益になることは、おそらくないでしょう。

では、何故起業し続けようとするのか。
これは、私なりの挑戦です。
地域の方は、カフェの開店を喜んでくれています。
縁側のようなカフェで、年金でたまにお茶を飲み話していく。
パン作り教室や編み物教室をやり、諦めていた潤いを思い出していただきたい。
昔からこうだったと、おらが町を自慢していただきたいからです。
さらに工夫をして、次世代につなぐカフェにしたいと頑張っています。

ありさんの 一歩に負けじ おらが足

2018年1月15日
コメント
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