故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

日本の行く末

2018-01-23 09:19:31 | プロジェクトエンジニアー

何かを見ています。
何を見ているんでしょう。
この子は自分の意志で、ひたすら見ています。


今日のタイトルは、「日本の行く末」です。

昨夜は、雪が降りました。
開けた今朝は太陽が出て爽やかな朝です。
これから始める雪かきを思うと少し気が滅入ります。

若い時に見た中小企業の力。
無理難題を何でも引き受けてくれました。
訪ねた工場には、大ロットの製品はなく、
異なる会社の難しそうな注文の山でした。

工事の見積もりを依頼すると、必ず現場を見てくれました。
荷揚げに必要な器具、作業現場で使う足場など、
見積もり依頼書には書かれていない段取りを算定するためでした。

私は、大いに助けられたし、多くのことを学びました。
それ以来、業者を会社に呼ぶことはせず、業者を訪ねるようになりました。
その中小企業の後継者がいません。
日本のものづくりが終わりを告げようとしています。
一次産業も同じような傾向です。
日本のものづくりが空洞化するドーナツ化現象です。

手間暇をかけてものづくりをした。
今は、手間を省き時間を縮小することが主流です。
何時の時代も、生き残りをかけています。
料理は、普通の素材を美味しいものに仕上げる技術です。
良い素材(新鮮で高価)を使うことからは知恵は生まれませんでした。
採れる時は余るほどの野菜を加工するのが、受け継がれた知恵でした。

日本は、どこへ向かっているのでしょう。
誰もが経験したことのない状況になりつつあります。
中国は筋肉で、インドは頭で仕事をすると
口の悪い外国人が言っていました。

私は、もう少し生きたい。行く末を見てみたい。
自分の感性で、自分のやりたいことを続けてみたい。
筋肉も頭も、今以上に使わなくてはなりません。
私には、「昔はこうだった」と嘆く暇はありません。
やろうとすれば出来るのです。
「昔からこうだった」と若い人たちは、良いもの(知恵と技術)を
継承しようとしています。
技術は消えていくとしても、知恵が消えることはありません。
日本の若者は、決して逃げないで受け継ぐはずです。
私は終わってはいない。死ぬまで伝えたい。

清流と 混じる濁流 境なし

2018年1月23日
コメント
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