こんばんは、彦Gです。
最近、ビートルズ音楽鑑賞と、マンション管理員オロオロ日記の2つに夢中になっています。
後者のオロオロ日記は、読めば読むほど深くなってきましたので、少し内容の感想を書かせていただきたいと思います。
【オロオロ日記に学ぶこと~ブラックの見分け方】
著者の2社めのマンションは、理事長とフロント担当が結託して、管理組合のお金を私物化していたとのことです(同日記 p.75~79)。最近、管業やマンション管理士の勉強で、通帳や印鑑の保管を、管理会社と管理組合で分けて管理していることを学んでいますが、そのようなルールがあるのに、管理組合費の横領などの問題が無くならないのはなぜだろうと思っていました。なるほど、印鑑を持っている理事長と、通帳を使えるフロント担当が結託すれば、横領することもできるだろうなあと思いました。
また、そのマンションでは、上記の2名等にいじめられて、1年半でマンション管理人が8組も交代したとのことです(同日記 p.104)。私も数年前に某事務所で非常に厳しい上司(仕事をしても無視が続いた)を経験しましたが、その事務所も同様の理由で過去何人も辞めたことを知り、ブラック職場の辛さも身に染みています。
よって、会社(マンション管理人、フロント担当等)やマンション(区分所有者)を選ぶときには、以下のような改善が必要かもしれません。
1.管理組合のお金を、第三者のプロがチェックする
管理組合の監事も理事長のいいなりだと監査も機能しませんし、管理会社にも全案件に対してそのようなチェック体制もないと思いますので。よって、マンション管理士や会計士さん等のプロが、マンション管理組合の監査を実施するということも必要かもしれません。ただ、その監査費用が問題になるかもしれませんが、それこそ、国交省などの外郭団体の設立などで行政として対応することも必要でしょうね。
2.会社や管理組合は、従業員の離職データを開示する
例えば、過去5年間に毎年何人ずつ離職したなどのデータが開示されると、企業や管理組合のブラック度、ホワイト度が分かるのではと思います。マンション管理人などの従業員として就職する時のみならず、マンションを購入したい時にもブラックな管理組合に入らないようにできるかもしれませんので。これは、労働基準法第15条の明示義務などの法改正も検討する必要がありそうです。