A.himeのフォト日記

日常の思ったこと、感じたことを自由に気ままに・・・
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小樽をこよなく愛した多喜二なのに・・・

2010-04-25 | 写真と旅
小樽の観光パンフレットには小林多喜二に関するものは何も書いてありません。そこで一番に観光案内所で尋ねてみました。小樽市内を見渡せるという旭展望台に石碑があるということですが、冬季は閉鎖されて行けないようで・・・残念!

旭展望台にある小林多喜二の文学碑は、作家と地元の人、旧友が発起人代表となり、2年間の地道な募金活動をして実現したもので、とてもユニークです。行きたかったな~


・・・小樽ジャーナルより・・・

【碑文】
冬が近くなるとぼくはそのなつかしい国のことを考えて深い感動に捉えられている そこには運河と倉庫と税関と桟橋がある そこでは人は重っ苦しい空の下を どれも背をまげて歩いているぼくは何処を歩いていようが どの人をも知っている 赤い断層を処々に見せている階段のように山にせり上がっている街を ぼくはどんなに愛しているか分からない

碑文は多喜二が獄中から友人の妻に送った手紙の一部。多喜二は小樽をこよなく愛した作家で、小樽を舞台にした作品が多い。

もう1つ教えてもらったのは「小樽文学館」。小林多喜二など小樽ゆかりの小説家、詩人、歌人、俳人の著書や資料を収蔵、展示してあるそうですが、ここは休館でした。ツイテナイ!!

仕方なく定番の観光コースをブラブラ・・・
そこで「多喜二」の文字を偶然見つけました。


堺町通りの『寿司処・多喜二』。大正レトロモダンの趣きの建築物で、大正元年建築の繊維問屋の建物をそのまま利用しているそうです。調べてみましたが、同店の名前の由来ではあるものの、小樽ゆかりの作家小林多喜二とは直接には関係なさそう・・・?


でもお店の前には1992年に造られた石碑がありました。やはり何かの関係が?

【碑文】
あなたは北海道の雪を知っているだろうか
それは硝子屑のようにいたくて細かくて
サラサラと乾いている
雪道は足の下でギュンギュンもののわれるよう
な音をたてる
そして雪は塩酸に似てそれよりはもっと
不思議な匂いをおくる
 1930年 書簡集より 小林多喜二







「蟹工船」の舞台になった小樽港を訪ねてみました。
平和でのどかな港風景です。多喜二や蟹工船を思わせるものは特に何もなく、観光客も殆んど来ないようで・・・地元の釣り人にも聞いてみましたが・・・

小樽ではあまり歓迎される人物ではないのでしょうか?


訪問ありがとうございます。

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コメント
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