なんだりかんだり

ごく私的な日常雑記です。

新盆(決断)

2016年08月17日 12時51分32秒 | 日記

父の新盆が終わりました。和尚さんも通夜や葬式な時に来てくださった方にお願いしました。自宅に来てくれて丁寧なお経をあげて頂き感謝しています。というのもお寺の檀家になっている方でも自宅に来て仏壇の前でお経をあげて下さる和尚さんは少ないらしいと拝みに来てくれた父の同僚の方が言っていたから。私のところは、檀家になったわけでもなく、その場限りの何かあればお願いする「レンタル和尚さん」みたいなもので、葬儀屋さんの紹介だから期待していなかったんだけれど良い方に当たりました。

新盆といえども、付き合いが広くなかった父は、拝みに来る方も少ないのですが、来られた方は中味の濃い話をされて行き、父を偲んでくださいました。家に待機している格好の私は正直退屈だったんですが、仕方ないです。「3人で居られればそれで幸せ」と言っていた父は、私が家にいて安心していたことでしょう。父の現役時代は、私は養護学校の寄宿舎生活、父は巡視船、母は自宅と三人三様の生活の場がありました。私が高等部を卒業して家に帰って暮らせるようになった時、涙を流して喜んでくれたのは父でした、

父の同僚で、福島の小名浜の官舎に住んでいた時、家族ぐるみで付き合ったご夫婦が居まして、今回も拝みに来てくださいました。このご夫婦は現在、智恵子抄の故郷に移住して、畑などをして「人生の楽園」的な生活をなさっており、お土産にキュウリやナス、さやえんどうなどをどっさり持ってきてくれました。すぐ食べられるようにと、キュウリを「漬物」「酢の物」「煮物」と調理してきてくれて、新鮮な野菜をみんなで食べました。美味しかったです。

お盆に来てくださった和尚さんと納骨の日程を決めました、墓地は求めてあったんですが、私が死んじゃえば、墓を守る人がいなくなります。なので、永代供養と管理費を払い、合同供養塔に三人で入ることにしました。無縁仏にならないために。昔気質の親戚には納得いかないでしょうが、だからって「うちの墓に入れ」と言ってくれませんからね。苦渋の決断です。