hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Hippo Has a Hat

2011年05月28日 | 絵本・児童書
 人気作家と人気イラストレーターが手がけた絵本。今まで聞いたことも見たこともありませんでしたが、とっても面白い作品でした。
 たくさんの動物たちが洋服屋さんで色々なファッションを試着して楽しむ話です。
 Julia Donaldson お得意のライムが満載の作品です。
 ちょっとタイトルを見てください。単語を全部Hで始まる語に統一しているんですよ。それぞれの動物の出てくるページで必ずこのルールを用いています。そして見開きページの右と左の語尾は決まってライムになっているんです。感心するぐらい徹底していて、リズムも響きもよく完成されています。
 Nick Sharratt の絵はユニークで、どの動物たちも生き生きして見えます。小さい子供はこういうはっきりした色使いの絵本を好みます。
 お洒落で美しい絵本も良いけれど、たまにはこういうのもいいですよね。


 続いて「絵本までけなすとは、なんという人でなし」と思われるかもしれませんが、読んでがっかりな作品を紹介。

「Tall」


 こちらは大人気絵本「HUG」の姉妹版なんですが、まぁ、同じです。可愛らしい子ザルのセリフ「TALL」が吹き出しになっているページが延々と続きます、はい。(これよく紹介されていますが、みんな何書いているんだろ?)
 絵は確かに可愛いけれど、私はこの本に£5.99を出すのも子供たちに読んであげる2分間のロスもイヤだぁ・・・・
コメント