hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

映画「Social Network」

2011年05月31日 | 映画
 ずっと観たかったこの映画を観ました。
 なんと日本語吹き替えで。実は私、吹き替えで映画を観ることに何の抵抗もないんです。楽チン!
 とはいえ、今回は主演のジェシー君の演技、特に話すときの間の取り方が好きなので、できれば英語と日本語字幕でみたかったところですが、贅沢は言えません。

 そして感想は、なかなか面白かったということです。
 「嫉妬」という感情に突き動かされる人間の姿が、なんというか・・・・・今読んでいる本の内容とリンクしていて、ますます考え込んでしまいそうです。
 
 そして賞のことを考えるとやっぱり脚本賞かな。
 よくあるのは、みんながみんなお洒落に話す、みんながみんなウィットに富んでいてサーカスティックに話す、みんながみんなdumb(!)。けれどこの映画だと1人1人が別のスタイルで話をする。主人公はちょっと曲がった話し方(これがこの映画の一番面白いところ)、ジャスティンはまた別な感じ、そしてアンドリューは意外なことに普通すぎるくらい普通に真っ直ぐ話す。そしてこのAndrew Garfieldの演技がすっごく良かった。今まで全然良いと思っていなかったけれど、いい役者なのかもなぁ・・・・
 あのトレイラーで流れていたテーマ曲がとても良いと思っていたのに、ほとんどかからなく残念。もう少し使っても良かったんじゃないのかな。その他も音楽面は物足りない感じが残りました。

 私の評価は 3.5 out of 5
 特別文句をつける個所も見つからない代わりに、弁護士を立てて話し合いをする場面に思ったほどのスパイスがなかったことが少し期待外れ。

 和解金非公開。ここが映画の中で一番気になったところです。いくらだろう?

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