hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Tangled

2011年05月06日 | 映画
 観ました、観ました。
 黄金色の髪の毛が綺麗でうっとり。
 サブタイトルなしで観たので、子供映画とはいえかなり辛かったのですが(何年住んでもこの程度)、好きなシーンを3つとちょっと腑に落ちない点を一つ書こうと思います。
 まずは好きなシーン

①外に行きたいけれど、お母さんとの約束を破るのは気が引ける、と思い悩むラプンゼルの姿が可愛い。
 一旦出てしまうと楽しくて仕方なくて、飛んだり跳ねたり、本当に楽しそうにしている姿をスピーディに表現しているところ。

②城下町?へ出て、町の人たちも巻き込んでみんなでダンスするシーン

③所々出てくる、フィン?ユージン?名前すらよくわかってない主役の男の人と馬とがライバル心メラメラさせているところ

 ちょっと残念だったのは、育ての親の最期。あんなんでいいの?
 もちろん最初の動機は悪だけれど、それなりにいい関係だったんではないの?18年間共に過ごした相手をあんな風に一瞬で切り捨てられるわけ?彼女なりに母親として愛情込めて育ててきてたんじゃないの?
 
 あー!

 ・・・・・・

 私は昨年のドラマ「八日目の蝉」も「MOTHER」も「何それ!誘拐じゃん!お母さんごっごじゃん!親子愛とか言ってんじゃないわよ!」と思っていたのに、今回はこの感想、ってどうよ・・・・
 本でも映画でもタイミングの問題で、感じ方も変わってくる、ということで。(これって、言い訳?矛盾していることを言っている言い訳?)

 そしてこのタイミングで図書館から借りて読んだ本がこちら。
 「Shampoozel」

 こちらは床屋から盗まれた赤ちゃんと毛生え薬の研究にいそしむ魔女のお話。
 こちらもなかなか仲良し親子だったけれど、いざとなったらやっぱり育ての母親のことはスッパリ切り捨て。
 なんだか寂しいっすねぇ・・・・
 
 今回の映画は日本のポスターの方が断然良かったのでもう一つおまけ

 
 
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A Series of Unfortunate Events #2, 3, 4

2011年05月05日 | Captain R 13 読書
 よっぽど面白いみたいですね。ほかの本(His Dark Materials や Tunnels)は一向に進まないのに、これだけはスイスイ進んでいます。ほとんど学校で読んでいるそうです。休み時間を利用してではないですよ、授業中に作業が早く終わったら読書をして待っている習慣があるそうです。今週は年に一度だけのテスト期間なので、読書の時間がたっぷりだそうです。
 
 2巻「The Reptile Room」

 3巻「The Wide Window」


 4巻「The Miserable Mill」


 3巻以外は学校に全部あるということだったので、13巻まで読んだ報告を受ける日はそう遠くはないかもしれませんね。
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マンガ名探偵コナン2巻

2011年05月03日 | Captain R 13 読書
 最近は日本のマンガの方に興味が出てきたようです。
 ナルトから始まって、ブリーチ?、そして今週はコナン君を1冊読みました。
 ナルトはマンガは英語で読んで、アニメは日本語で観ています。ブリーチも多分日本語だけれど、英語字幕を読んでいるのかも。
 コナンは日本語のマンガ本なので、なんとなく今まで以上に奨励しています。
 殺人が多すぎやしないか・・・・・・なんて相変わらずな私ですが、何にしろ日本語で本を読んでいるだけで良しということで。
 その他本当に読んでいるのかどうかはともかくとして、自分で図書室から借りてきている本。
 学研のひみつシリーズから、

「将棋のひみつ」

 何を突然思ったのか、将棋に興味を持ち始めました。将棋というゲームの存在自体を知らないと思っていたのに。
 それで、紙で自作(ほぼ私の作品ですが)の将棋盤と駒を作って、この本を読みながら夢中になってプレイしているので、不憫に思って本物を購入してあげました。本来誕生日やクリスマス以外に物を買ってあげることなんてないので、特例です。

「マジックのひみつ」

 スプーン曲げに始まり、いろいろとしょぼめのマジックを披露してくれました。嬉しそうにやって見せてくる姿が可愛くてたまらないのですが、技はともかくとして、物を粗末にする芸が多くてちょっと・・・使い捨てゴム手袋に穴を開けるとか、ボールペンにドライヤーをかけて曲げる、など。

「頭をよくするひみつ」

 日本語の勉強が相当辛いんだろうな・・・・・神頼みに近い感覚で借りてきているのでは?

 詳しく知っていることなら、日本語でもなんとか読めるだろう、と自分で考えて借りてきた偉人のお話「キリスト」

 小さい時の Captain R はクリスチャンよりもよっぽど真剣なジーザス信者でした。自分たちはダストからできているのだ、とよく語っていました。何を言っているの、私がお腹をというか腰を痛めて産んでいるんですよ、ちょっと!
 私たち両親は信仰してはいないと告げた時はかなりショックを受けて大泣きをしたものです。
 最近はすっかりそんな面も無くなったと思っていたけれど、どうなんだろ、この選択。どちらかというと「エジソン」とか借りて欲しいなぁ・・・・
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From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler

2011年05月02日 | 洋書
 いやぁ・・・・・・・・・・時間がかかりました。いつから読み始めたのだったかな・・・・・・多分半年くらいかかっているでしょう・・・・毎日必ず手に取っているのにです。
 あまりにも途切れ途切れで時間がかかって読んでしまったし、それでもなお読み返すことなく強引に前へ進んでいったので、感想も何もない状態です。
 記録のみで。
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Carla's Song

2011年05月01日 | 映画
 ここで生きていく、と決めた限り避けられないロバート・カーライル。
 と、いうのはなんとも大袈裟ですが、それくらい彼の作品はよく観ていますし、好き嫌いの評価は半々くらい。
 そしてこの作品はどんな内容なのか全く知らずに観始めたのですが、予想外にグッときました。
 出だしはいつもの彼。典型的な労働者階級の男で、話し方もね、単語の合間合間に swearing が入ってくるような。それでもグラスゴーでバスドライバーをしているので、仕事を持っている時点でそう悪くはないのだけれど、勝手気ままな感じ。
 偶然移民のカーラと知り合い、彼女の助けになりたいと思い始める。
 最初は何の接点もない労働者階級の彼と移民との友情を描いた作品かと思いきや、恋愛関係に発展?ロバート・カーライルのラブシーンを見ることになるとは!!!だって、見たことあります?
 ちょっと見慣れないものを予想外に見てしまうと、これは必要以上にドギマギしましたよ。
 そして「恋愛映画だったのか・・・・」と思っていると、ここからググッとかなり政治的な方向に。舞台はグラスゴーからニカラグアに移ります。
 どことなくその展開に、一つの作品というよりは二つの作品をひき続き観たような気分になった大好きな映画「Motorcycle Diary」が重なりました。
 後半はとことんポリティカルになっていき、視聴者の私たちも普段目を背けている現実問題と向き合わなければならなくなります。ところどころドキュメンタリー・タッチになっているところもモーターサイクル・ダイアリー風で、カーラ役の彼女が現地の人たちの話していることを主人公に伝えながら泣くのですが、あれは演技ではなく自然に出てきた涙をカメラがとらえたのだなぁとか。
 
 なかなか骨のある硬派なこの映画はケン・ローチという有名な監督の作品でした。この監督の作品はキリアン主演の「The Wind That Shake the Barley」を観たことがあります。辛くて悲しくて最後の最後までやるせない作品で、何日も何日も引きずりました。
 今回の作品もやはり同じように重くのしかかって来ましたが、「これはこの終わり方で良かった・・・・」と思えるエンディングでした。
 私が一番印象的に思った点は、この作品の主人公のもつ正義感の描き方です。Fワードだらけの生活をしている主人公の正義感の強さを表すエピソードを最初に導入し、カーラとのつき合いの中でしっかり描き、舞台が移ってニカラグアではその正義感が通用しないこと、過酷な現実の前ではそのくらいでは太刀打ちできないという真実を突き付ける、という具合です。主人公のみならず、何もしていない私を含め半端な気持ちでボランティアを考える人々への警鐘を鳴らしているのかな、とか。
 好みのテーマを扱っている監督なのでこれから注目していこうとは思うのですが、観るタイミングを慎重に選んだほうが良いだろうな、と構えています。
 
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