日没には、まだ、少々間があるが、砦の者たちは夕めしを終えていた。
広間には、イリオネスが顔を見せた。パリヌルスもオキテスも来た。アエネアスは、トリタスと肩を並べて現れた。トリタスは戸口に立って戸惑っているようであったが、アエネアスに促されて焚き火のまえに腰を下ろした。
『あの~、イリオネス様、私ですが、座をはずしましょうか』
『なんだ、それを気にしていたのか』
イリオネスはアエネアスの目を見て了解を取った。
『トリタス、座をはずす必要はないぞ。ここにいて、話を聞いて何か意見があったら話してくれていい』
『それは、それは、では、ここにいさせていただきます』
『お~お、それでいい』
『イリオネス、顔は揃った始めていいぞ。ところでオロンテスは?』
『はい。オロンテスは、向こうの打ち合わせが終わり次第こちらに来ます。では、パリヌルスから説明させます。パリヌルス始めてくれ』
パリヌルスは、航海日程を書き込んだ木板をアエネアスに見せた。
『ほお~っ、これは判りやすい』
アエネアスはじいっと木板に見入った。
広間には、イリオネスが顔を見せた。パリヌルスもオキテスも来た。アエネアスは、トリタスと肩を並べて現れた。トリタスは戸口に立って戸惑っているようであったが、アエネアスに促されて焚き火のまえに腰を下ろした。
『あの~、イリオネス様、私ですが、座をはずしましょうか』
『なんだ、それを気にしていたのか』
イリオネスはアエネアスの目を見て了解を取った。
『トリタス、座をはずす必要はないぞ。ここにいて、話を聞いて何か意見があったら話してくれていい』
『それは、それは、では、ここにいさせていただきます』
『お~お、それでいい』
『イリオネス、顔は揃った始めていいぞ。ところでオロンテスは?』
『はい。オロンテスは、向こうの打ち合わせが終わり次第こちらに来ます。では、パリヌルスから説明させます。パリヌルス始めてくれ』
パリヌルスは、航海日程を書き込んだ木板をアエネアスに見せた。
『ほお~っ、これは判りやすい』
アエネアスはじいっと木板に見入った。