『アエネイスミッション』[Aeneas Mission ]

建国の使命を抱くアエネイスのフアストミッションは自軍団自民族引き連れて炎上壊滅するトロイからの脱出である。

『トロイからの落人』  FUGITIVES FROM TROY   第7章  築砦  85

2013-08-21 07:41:32 | 使命は建国。見える未来、消える恐怖。
 パリヌルスは、船上で二人きりとなった。
 『おい、女。お前ら運がいいとも悪かったとも言える。まあ~、このようになったこと、あきらめることだな』
 言葉をかけながら身を女に近づけた。彼の下半身は猛ってきていた。この半年に及び女日照りが続いていたせいでもある。身を近づける、女は身を引く。女には一抹の不安があるあるようである。
 彼は、女の腰に右手をあてがう。力を込めて引き寄せた。すかさず、女の背よりの首筋に吸い付いた。身をよじる。抵抗はそこまでであった。唇を話す、向き直りやおら女の口を吸った。女はくぐもった声を上げた。女を船底に倒した。
 彼の猛った一物は、女との間に布一枚があるだけである。布をまくれば抜き身である。女の手が伸びてきて、彼のたくましい一物を握った、女はしごいた。一物は、女の手の中でビキッと脈打って猛った。女が秘所にいざなった。
 一物は、草むらを分けて、ぬめった洞に入り込んだ。パリヌルスは、静かに腰を引いたかと思いきや力を込めて突き込む、再び、静かに腰を引く、力を込めて突き込む、女が声をあげる、のけぞる。彼はピストン運動を繰り返し、5往復ではてた。しかし、屹立状態は続く、一物を女の洞の中にいれたまま、チョンの間、動きを止めた。
 再び、ピストン運動を開始した。女は足を絡めてくる、よがりの声をあげる。腰の動きを緩慢にする、女の腰がうねってくる。パリヌルスにとって久しぶりの陶酔の時であった。
 彼は、腰を使いたくなった。女を船底に押さえつけたまま激しく突いた。女は狂わんばかりにしがみついてきた。突いた。男と女の修羅であった。交合は続く、一物は果てることなく女を突いた。
 女は突き入れられたときに快感を感じるらしい、突くたびに快感を高めていった。パリヌルスは、引いてくるときに強く快感を感じた。
 女に絶頂感が訪れた、ひときわ高い声が尾を引いた。一物に快い締まりを感じた。快感の一致の時が来たらしい、快感が背筋を走り、頭頂を突き抜けた。
 船底に格闘後の静けさが訪れた。陶酔の時が終わろうとしている、気持ちを込めた口づけで唇を吸ってやった。
 女は、じっとりと汗ばんだ身体を船底に横たえていた。パリヌルスは、久しぶりに女の味を堪能した。