二人は目を合わせる、見つめ合う、交わす言葉はない、頷き合った。
『漁の調子がよさそうだな』
『はい、春めいた今日この頃、大漁と言えるような漁獲が続いています。この仕事に携わっている一同、喜んでいます』
『そうか、それはいいことだ。して、売れ行きの方はどんな具合だ?』
『売れ行きの方も好調と言える状態に向かっています。うれしいことです。ヒルイチの獲れたてが売り場で客にうけています』
『それはいいことこのうえなしだな。なあ~、軍団長、スダヌスの采配もなかなかと思われる』
『はい、彼の采配に信頼をおいています』
『こうして、小島を見渡したところ、獲れた魚を干す設備もなかなかのスケールではないか』
『はい、今のところ作業環境に不足を感じてはいません』
アレテスが声をかけてくる。
『統領、こちらへ、どうぞ!昼めし時となりました、皆と一緒にいかがですか。魚の獲れたてを調理しています。どうぞ、おいでください』
『おう、アレテス、ありがとう』
『軍団長もどうぞ』
『おう、ありがとう』
アレテスの案内で二人は、昼めしの場へと向かった。一同が歓声と拍手で迎える。場に腰を下ろした。
アヱネアスが立ちあがる、拍手が沸く、彼は一同に声をかけた。
『諸君!ご苦労!君たちが仕事に取り組んでいるところを目にした。感動した。アレテス隊長が漁獲のいい日が続いているといっている。ありがたいことだ。いい今日が、いい明日にいつながっていく。今日は馳走になる、皆、ありがとう』
再び場に拍手が沸いた。全員が焼きあがった魚に手を伸ばし、一斉といっていいタイミングで魚に噛みついた。昼食は早々と終った。
用船ニケには獲れたての魚が積まれている。キドニアの集散所に向けて、島のなぎさを離れて行った。
『おう、アレテスうまかったぞ!馳走になったな』
『そうでしたか。それはよかった』
イリオネスも続いてアレテスに声をかけた。
『アレテス、馳走になったな、うまかった。皆とともに食べる昼めしは最高だ。ありがとう』
『軍団長、どうされますか?ハシケですが浜の方へ送ります』
『そうか、それはありがたい。頼もうか』
『判りました』
二人は浜に戻った。
『統領、小島、どうでした?』
『魚、獲れたて、焼く、塩を振る、口へと運ぶ、うまかった』
イリオネスは、アヱネアスの感想を受けとめた。
『漁の調子がよさそうだな』
『はい、春めいた今日この頃、大漁と言えるような漁獲が続いています。この仕事に携わっている一同、喜んでいます』
『そうか、それはいいことだ。して、売れ行きの方はどんな具合だ?』
『売れ行きの方も好調と言える状態に向かっています。うれしいことです。ヒルイチの獲れたてが売り場で客にうけています』
『それはいいことこのうえなしだな。なあ~、軍団長、スダヌスの采配もなかなかと思われる』
『はい、彼の采配に信頼をおいています』
『こうして、小島を見渡したところ、獲れた魚を干す設備もなかなかのスケールではないか』
『はい、今のところ作業環境に不足を感じてはいません』
アレテスが声をかけてくる。
『統領、こちらへ、どうぞ!昼めし時となりました、皆と一緒にいかがですか。魚の獲れたてを調理しています。どうぞ、おいでください』
『おう、アレテス、ありがとう』
『軍団長もどうぞ』
『おう、ありがとう』
アレテスの案内で二人は、昼めしの場へと向かった。一同が歓声と拍手で迎える。場に腰を下ろした。
アヱネアスが立ちあがる、拍手が沸く、彼は一同に声をかけた。
『諸君!ご苦労!君たちが仕事に取り組んでいるところを目にした。感動した。アレテス隊長が漁獲のいい日が続いているといっている。ありがたいことだ。いい今日が、いい明日にいつながっていく。今日は馳走になる、皆、ありがとう』
再び場に拍手が沸いた。全員が焼きあがった魚に手を伸ばし、一斉といっていいタイミングで魚に噛みついた。昼食は早々と終った。
用船ニケには獲れたての魚が積まれている。キドニアの集散所に向けて、島のなぎさを離れて行った。
『おう、アレテスうまかったぞ!馳走になったな』
『そうでしたか。それはよかった』
イリオネスも続いてアレテスに声をかけた。
『アレテス、馳走になったな、うまかった。皆とともに食べる昼めしは最高だ。ありがとう』
『軍団長、どうされますか?ハシケですが浜の方へ送ります』
『そうか、それはありがたい。頼もうか』
『判りました』
二人は浜に戻った。
『統領、小島、どうでした?』
『魚、獲れたて、焼く、塩を振る、口へと運ぶ、うまかった』
イリオネスは、アヱネアスの感想を受けとめた。