日が改まる。
パリヌルスら三人は、三様の話し合いに関する案件構想のまとめ作業をしている。
パリヌルスは、まず、木板に新艇の姿を描く、それを終えて、新しい木板に新艇の主要諸元の仕様項目を書き付けた。
オキテスは、先日、算出した原価を書き付けた木板を眺めて黙考している、彼は、この件に関するアヱネアスとイリオネスの意向を推量した。
オロンテスは、明後日に受け取る銀貨に想いを馳せる、そのうえで、これからの展開を構想した。
軍団長の宿舎に集合する時が迫ってくる、彼ら三人にシンクロナスな時が働きかける、三人は、各自がいる場所で立ちあがる、一歩を踏み出す、歩き始める、軍団長の宿舎へと向かった。
三人がイリオネスの宿舎の前で顔を合わせる、『おう!』『おう!』『おう!』呼応を交わした。
イリオネスが戸口に姿を見せる、三人に声をかける。
『おう、三人!そろっているな。今日の会議は、統領の宿舎の前庭だ。いつもの場でやる。行くぞ!』
四人が歩き出す、薄雲が強い陽射しを和らげている、四人とも数枚の木板を小脇に抱えていた。
アヱネアスはというと、宿舎の前庭の定位置に腰をおろして、メンバーのそろうのを待っていた。
『統領、おはようございます。待たれましたか?』
三人がイリオネスの声掛けに唱和する。
『おう、おはよう、そうでもない。一同、腰をおろせ』
アヱネアスは、大きく腕を広げて、一同に座をすすめる、それを見届けて話をつづけた。
『ここ三~四日の君らの行動について軍団長から報告を受けている。ご苦労!新艇価格決定の件、大詰めにさしかかったと聞いている。また、保管していた大量の木札も整理されて、ドラクマ銀貨に交換されることも聞いている。君らの日頃の心を尽くしての働きに礼を言う。ご苦労とありがとうを重ねて言う!軍団長、話し合いを始めよう。時は人を待たない。議事の順は出来ているな』
『はい、出来ています』
イリオネスが答える、アヱネアスと目を合わせてうなずく、続けて、三人と目を合わせて口を開いた。
『諸君、統領の言葉にあるように、この三~四日、君らは多忙であったな。俺からも礼を言う。ご苦労であった!物事を整え終える、体制を改めて整えてスタートする。そのスタートラインに我々が立っている。目標を定めてスタートしよう。脚下照顧、確かな一歩を前へだ』
アヱネアスとともに、一同がイリオネスと目を合わせた。
パリヌルスら三人は、三様の話し合いに関する案件構想のまとめ作業をしている。
パリヌルスは、まず、木板に新艇の姿を描く、それを終えて、新しい木板に新艇の主要諸元の仕様項目を書き付けた。
オキテスは、先日、算出した原価を書き付けた木板を眺めて黙考している、彼は、この件に関するアヱネアスとイリオネスの意向を推量した。
オロンテスは、明後日に受け取る銀貨に想いを馳せる、そのうえで、これからの展開を構想した。
軍団長の宿舎に集合する時が迫ってくる、彼ら三人にシンクロナスな時が働きかける、三人は、各自がいる場所で立ちあがる、一歩を踏み出す、歩き始める、軍団長の宿舎へと向かった。
三人がイリオネスの宿舎の前で顔を合わせる、『おう!』『おう!』『おう!』呼応を交わした。
イリオネスが戸口に姿を見せる、三人に声をかける。
『おう、三人!そろっているな。今日の会議は、統領の宿舎の前庭だ。いつもの場でやる。行くぞ!』
四人が歩き出す、薄雲が強い陽射しを和らげている、四人とも数枚の木板を小脇に抱えていた。
アヱネアスはというと、宿舎の前庭の定位置に腰をおろして、メンバーのそろうのを待っていた。
『統領、おはようございます。待たれましたか?』
三人がイリオネスの声掛けに唱和する。
『おう、おはよう、そうでもない。一同、腰をおろせ』
アヱネアスは、大きく腕を広げて、一同に座をすすめる、それを見届けて話をつづけた。
『ここ三~四日の君らの行動について軍団長から報告を受けている。ご苦労!新艇価格決定の件、大詰めにさしかかったと聞いている。また、保管していた大量の木札も整理されて、ドラクマ銀貨に交換されることも聞いている。君らの日頃の心を尽くしての働きに礼を言う。ご苦労とありがとうを重ねて言う!軍団長、話し合いを始めよう。時は人を待たない。議事の順は出来ているな』
『はい、出来ています』
イリオネスが答える、アヱネアスと目を合わせてうなずく、続けて、三人と目を合わせて口を開いた。
『諸君、統領の言葉にあるように、この三~四日、君らは多忙であったな。俺からも礼を言う。ご苦労であった!物事を整え終える、体制を改めて整えてスタートする。そのスタートラインに我々が立っている。目標を定めてスタートしよう。脚下照顧、確かな一歩を前へだ』
アヱネアスとともに、一同がイリオネスと目を合わせた。
