あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

名残の向日葵

2008-08-17 17:47:47 | 日記

久しぶりに雨が降り
クーラーは必要ありません。

どこにいっても短パンのおやじと子どものセットです。
けっこうそれなりに父親をしていますが
御苦労様です。

でも、その姿からはスーツ姿は想像できませんね。
やはり、スーツ姿での仕事は「商売」「食うための役目」ですね。
それもまた御苦労様です。

オリンピックもそろそろ終わりませんかね。
「感動」につき合わされるのはいい迷惑です。

「優勝おめでとう」
その裏には100倍以上の「残念でした」
と「悔しかったですね」が渦巻いているのですね。
それは記事にはならないでしょう。

勝敗をはっきりさせるのがスポーツなのでしょうが
努力、健全というレッテルを外せば
本人以外にとっては
競輪、競馬、あるいはパチンコと
楽しみ方は似たようなものがありますね。

まあ、そんなことはどうでもよくて
こうしていつのまにか夏が終わるのですね。

向日葵も終わり、コスモスのシーズンになります。
季節が変わり、人のステージも変わるのですね。

・・・・・・・・・・・・・・・

「鬼平犯科帳」
だんだん見るのが煩わしくなってきました。
中村吉衛門演じる長谷川平蔵
悪い奴は許さないぞという台詞回しも
笑い声も嫌味ですね。
「剣客商売」はまだそこまで進んでいませんが・・・

まず、
人を簡単に殺すことがいやですね。
悪い連中も「権力に執着する」「金が欲しい」
それだけ・・・・でもないか・・・・

しかも、悪い奴にへつらうしか生きられない
貧しい事情がある連中が簡単に殺される。
しかも殺される連中は悪い面、殺されてもいいような顔をしている。
彼らにも悪いことをしなければ
悪い連中と付き合わなければいけない事情あるだろうに・・・

正しい側の者は悪い連中を殺すことは許される。
権力の座にあり、羽織を着て
畳の役所に座ることができる。
食うに困らない連中があれこれ
正義を振り回し、悪いことをするしか生きられない
素浪人をごろつきを切り倒す。

武士でない連中は庭で控えるしかない。

それがいやですね。
フィクションとしても構造が単純過ぎます。

あの連中にも親もいれば兄弟もいるでしょう。
博打好きな兄を心配する妹もおり

評判の悪い息子のことを心配する両親もいるでしょう。
そんなことおかまいなしに
物語が展開する。

物語としても、もう少し複雑で微妙であってもいいじゃありませんか。
山本周五郎ファンとの質の差ですね。

そんなことで「水戸黄門」そして「必殺シリーズ」から脱落し
「鬼平犯科帳」から脱落しそうです。
「剣客商売」も池波正太郎原作ですが
その辺りのことが薄めてあるので
いまのところ我慢できます。
いまのところ「三屋清左衛門」だけがドラマとしては
残っていますね。

でもどうなることやら・・・・

単騎、千里を走る

2008-08-17 16:02:45 | 日記
チャン・イーモー監督の
高倉健への敬意を表して監督した映画を見ました。

もうチャン・イーモー監督は中国を代表する映画映画監督ですね。
「芙蓉鎮」のドロドロ映画
「初恋がきた道」の明るい中国のイメージアップした作品
どれも素晴らしい映画ですね。

そういえば、オリンピックの開会式の演出をしました。

国威を世界に示すために
溢れるほどの人を使い
あらゆる技法と色彩を使い
「これこそ中国」を表現していました。
まさに人を人としてではなく
物として扱う演出をしました。
それはそれとして成功なのですが
私には
巨大ではありますが
不気味な演出でしたね。

鮮やかではありますが
人間の表情を感じませんでしたね。
これってオリンピックの開会式
どこかの宗教団体あるいは共産党の式典のようにしかみえませんでした。

このパフォーマンスを見て
チャン・イーモー監督の才能に失望しました。
演出を引き受けたときから
このような結果が予想されたのですね。
でも、巨匠としての評価を背景にそれなりの作品を作るでしょう。

さて、この映画
高倉健を主演にして
中国と日本の和解と融合を意図した映画をつくりたいという
企画なのだそうです。
意図としては分りますが
企画を急ぎ過ぎましたね。
脚本がそれなりでそれ以上ではありません。

もう、高倉健はスタートしての色を失っています。
「渋い老人」を演じてはいけないスターなのです。
ですから、このような映画に出演してはいけないのです
(ファンとしてのわがまま)

でも、映画として面白いし
中国の圧倒的な風景に溶け込む高倉健もいいです。
風景に負けないですね。

そのような見方をすると感動的ですし
素敵な映画でした。

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「山の郵便配達」を見ました。

日々の生活の中で
その気になれないときに見ます。

景色の美しさが圧倒的ですし
劇的展開がなく
ただ、中国の山間部で
郵便物を配達する父親と
その後をついで配達の仕事する息子が
父親の最後の配達を息子が手伝う
それだけの内容です。

多少の物語も準備されていますが
そのようなものがなくても十分な映画です。

確執があった親子
配達をしながらお互いの人生を感じ
息子のいたわりを感じ
地味だけれど誇りをもって配達を続けた
父親への敬意などが
淡々とした表情で表現されており
それが何ともいえないですね。

特に父親の表情や涙には感動しました。
この成長を発見したときの微妙な目つき
子に負われて河を渡った時の涙
いいですね。
父親としての涙映画の最高のシーンです。
彼の演技は、見るたびに、発見があります。
すっかり、気分をよくして休みました。

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最近、新作映画をまったく見ていません。
その気にならないのです。

「七人の侍」「泥の河」「深い河」「愛を乞う人」
「ショーシャンクの空に」「ニューシネマパラダイス」
「ブラザーサン・ススタームーン」「飢餓海峡」
「赤い殺意」「ブロークバックマウンテン」

これが私がいつでも見れるように並べてある映画です。

最近はテレビドラマがいいですね。
もっとも流行から遅れたものばかりですけれど・・・・・

願い事・感謝

2008-08-17 06:05:37 | 日記

巣鴨の刺抜き地蔵にお願い事をする人

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地蔵さんは願い事を叶えてくれる人
ありがたいことです。
そのようなことが実際に起こるのですね。

ですから、願い事をする人
願いが叶った人がお礼にくる

その両方があるから賑わうのでしょうね。
でも、お願い人は必死ですが
叶えてくれなくても
怨みそうもない表情をしているのが素敵です。

伊勢参りもそうでしょうが、参詣と
同時に遊びもあるのですね。

道中を楽しむ
それも伊勢参りも同じ仕組みになっているいるのですね。
そんなものが準備されていない修行やお参りは

廃れるのですね。

巣鴨詣が賑わうのは、
そのような条件が十分に満たされているから
ですね。

そんなところがいくつか欲しいですね。