「母べえ」(山田洋次監督・吉永小百合主演)
戦争が始まる前の家族の物語です。
映画そのものは期待していませんでした。
というのは、
この映画には、劇的な要素が乏しく
脚本も思ったよりも起伏がありません。
ということは、戦争を素材にした静かなる戦争映画だからです。
第二次大戦前の学者とその妻
そして、子どもが時代に流され
悲しい日々になっていく
そんな内容です。
小さな家族に戦争の影が押し寄せてくる。
映画が悲しい内容なのに、セットが明るい雰囲気にしているので
涙が抑えられるのかもしれません。
組み合わせで言えば、
山田洋次監督と吉永小百合の資質とは馴染まないのです。
そんな気がします。
しかし、吉永小百合は大いなる女優ですね。
最後まで芯の強い女性をきめ細かく演じきります。
冨田勲の音楽はピアノをメインにしたものですが
情感たっぷりとはいえません。
意識して抑えているのだと思います。
浅野忠信演じる「やまちゃん」
その人柄がいいですね。
映画の中で魅力を感じることはあまりないのですが
「深い河」の大津以来です。
かなり泣きました。
かみ合っていません。
戦争が始まる前の家族の物語です。
映画そのものは期待していませんでした。
というのは、
この映画には、劇的な要素が乏しく
脚本も思ったよりも起伏がありません。
ということは、戦争を素材にした静かなる戦争映画だからです。
第二次大戦前の学者とその妻
そして、子どもが時代に流され
悲しい日々になっていく
そんな内容です。
小さな家族に戦争の影が押し寄せてくる。
映画が悲しい内容なのに、セットが明るい雰囲気にしているので
涙が抑えられるのかもしれません。
組み合わせで言えば、
山田洋次監督と吉永小百合の資質とは馴染まないのです。
そんな気がします。
しかし、吉永小百合は大いなる女優ですね。
最後まで芯の強い女性をきめ細かく演じきります。
冨田勲の音楽はピアノをメインにしたものですが
情感たっぷりとはいえません。
意識して抑えているのだと思います。
浅野忠信演じる「やまちゃん」
その人柄がいいですね。
映画の中で魅力を感じることはあまりないのですが
「深い河」の大津以来です。
かなり泣きました。
かみ合っていません。