あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
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「母べえ」

2008-10-27 18:11:59 | 日記
「母べえ」(山田洋次監督・吉永小百合主演)

戦争が始まる前の家族の物語です。

映画そのものは期待していませんでした。

というのは、

この映画には、劇的な要素が乏しく

脚本も思ったよりも起伏がありません。

ということは、戦争を素材にした静かなる戦争映画だからです。

第二次大戦前の学者とその妻

そして、子どもが時代に流され

悲しい日々になっていく

そんな内容です。

小さな家族に戦争の影が押し寄せてくる。

映画が悲しい内容なのに、セットが明るい雰囲気にしているので

涙が抑えられるのかもしれません。

組み合わせで言えば、

山田洋次監督と吉永小百合の資質とは馴染まないのです。

そんな気がします。

しかし、吉永小百合は大いなる女優ですね。

最後まで芯の強い女性をきめ細かく演じきります。

冨田勲の音楽はピアノをメインにしたものですが

情感たっぷりとはいえません。

意識して抑えているのだと思います。

浅野忠信演じる「やまちゃん」

その人柄がいいですね。

映画の中で魅力を感じることはあまりないのですが

「深い河」の大津以来です。

かなり泣きました。


かみ合っていません。


京都は人で溢れていました。

2008-10-27 06:08:35 | 日記
京都清水寺は人で溢れていました。

「これでも今日は少ないほうです」というタクシー運転手の話

お参りだけのために来ている人はいるのだろうか?

まあ、それはどうでもいいけど

人は「人が集まるところ」に集まる。

そんなことが分りました。

観光地には観光客を引き寄せる店がある。

商売の人もあれこれと工夫する。

そんな感じかな?

いつも京都に来ると人が少ない陶器を商う店が並ぶ坂を戻るのですが

漬物や土産を商う店が多い三年坂を下りていった。

転ばないように歩くのに懸命でした。

何を買い求めるのでしょうか

どの店も人がいっぱいです。

京都と言えば漬物

そんなことを坂を下りながら感じましたね。

ふだんの生活の中で、漬物はスーパーの片隅にあるものが

京都では町の真ん中であったり

清水の土産物を扱う商店街の中心にあります。

かなり元気のある店になっていました。

錦の市場でもそうでしたね。

漬物にさほどの関心がない自分には新鮮な風景でしたね。

ついでに漬物をメインにした店に入り

お茶漬けを食べました。

御飯がおいしくて三杯たべました。

やはり漬物がメインでした。

漬物だけでけっこう食べられるのですね。

意外な発見でした。

人生、旅すればあれこれある。

発見もある。

歩いてみようかな

そんな感想でした。