あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

昼の灯や本堂暗く秋の風   子規

2009-09-18 05:42:49 | 日記
極楽寺のトンネル

ここはカメラスポット
そして絵を描く人のスポットになっているようです。
トンネルと電車
そして
山門と芙蓉それだけでもスケッチの素材ですね。

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今日の子規

昼の灯や本堂暗く秋の風

こんな句が山ほどある。
膨大な句数に圧倒されますね。
やはり子規は天才なのですね。

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今日の方代さん

天にのびる高き教会の石垣の下にころがる方代と石ころ

意図的に自分を低い位置において楽しんでいる。
それが方代さんの面白いところ
でも、そのような表現をしているのですが
それは短歌の中の遊びで、それをは違いますよ。
そんな悪戯心が感じられますね。

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今日の山頭火

みんなたっしゃでかぼちゃのはなも

今日は暑い。元気で行乞にはげむ。行乞はすきではないが、気分のいい日は苦にならない。
晴天である。
見なれた家の門に、南瓜の花が咲いている。毎年、このころになると黄色い花をさかせてくれる。
この家の大家族も、みな元気いっぱい。決して生活は楽ではないが、達者であることが何よりもうれしい。そして、南瓜の大きな花が咲いていることも心楽しくさせる。
さあ、わたしも頑張って行乞にはげもう。

淡々として言葉が柔らかですね。
ときどき、山頭火の俳句はこの日記といっしょによまないと充分に雰囲気が理解できない。
日記だけでも十分に俳句だと思うのです。
そう思いませんか?

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今日の蕪村

木曽路行ていざとしよらん秋ひとり

蕪村の整った風景は独特ですね。襖絵のように配置がいいし、雰囲気というか温度というか
そんなものまできちんと描かれています。


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