あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

はたと倒れし箒の影の夕べ    放哉

2009-09-25 05:58:55 | 日記
昭和記念公園の池

静かです。
歩いている人も疎らです。
人がいないのが当たり前だと思っているので
たまに、曜日を勘違いして休日に出かけると
こんなに人がいるのだと思います。
静かなのもいいし、
人の気配をいっぱい感じるのもいいですね。

・・・・・・・・・・

はたと倒れし箒の影の夕べ    放哉

静かで音もない。
音を感じない風景ってありますね。
そこで、突然、音がする。
当たり前の小さな音なのに驚いてしまう。
そして、また、当たり前に戻る。
静寂って、音によって気付かされることなのですね。

・・・・・・・・・・・・・

今日の山頭火

寒い風がいそぐ

この句は、放哉の「咳をしても一人」を意識したのでしょうが
「寒い」が率直であるけど、当たり前、個性てきでもなければ
広がりもない。
でも、そんなことはどうでもよくて、言葉がアクセントになっていれば
それでいいのです。

・・・・・・・・

今日の方代さん

朝めしをかるくすませ面映ゆく世間をよそに横になりたり

こんな負い目もあるのですね。

・・・・・・・