あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

荷物なく木枯らしうけて橋渡る   あきオジ

2009-12-16 06:28:18 | 日記
若い時代はものをもつことに夢中
自分だけのものを「所有する」ことに夢中
知識でさえも所有ということになります。

現役引退すると
ものもつことへの執着が薄れて
「あればいい」
「それ以上のものをもっていてもしかたない」という
思いに動かされます。

そして、削られ、忘れて身軽になります。
そうなると「捨てる」ことが第二の人生のように
見えてきます。

ちょうど紅葉が散り
空の大きさを知るようなものかもしれません。
見えなかったものが見えてくる。

それも楽しみかもしれません。

役を降りてまた冬むかえし伝法院   あきオジ

2009-12-16 06:23:45 | 日記
浅草伝法院の裏口

ひっそりと立っています。
観光客も素通りです。
今はどのような役割なのでしょうか。

信者らしき人もありません。

きっと、自分の人生も
その役割を終えたとき
そんなことになるのでしょう。

そっとお地蔵さんに
それでいいのです。

と挨拶しておきました。

師走空主演女優はいずこへか    あきオジ

2009-12-16 06:15:57 | 日記
浅草ロックに
突然ポルノ映画のポスター
健気にもの欲しそうな顔を見せている。
彼女のお仕事の時代だったのですね。

いつのポスターでしょうか
消耗時代
彼女はいまどこで何をしているのでしょうか。

焼き鳥屋の女将に納まっているのでしょうか
漁師のところに嫁に行ったでしょうか
それとも女優と続けているのでしょうか。

それぞれがそれぞれの人生を歩いている。
煎じつめれば、どれも似たりよったり
元気であればそれでいい。