あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

だみ声で注文受ける飾り売り  あきオジ

2009-12-29 19:26:58 | 日記
これは浅草雷門脇で商売している兄さん。

ちょっと胡散臭いけれど
売れればいいのかな。

きっと、ここにも縄張りとか組とか
挨拶とか、

戦前の名残が生きているのでしょうね。
その古臭さに憧れをもっている人も多いでしょうね。

その駆け引きの中で
残るものは残り、消えるものは静かに忘れさられるのですね。

注連飾り「縁起ものだ」と声をかけ  あきオジ

2009-12-29 19:14:50 | 日記
この写真は鐘ヶ淵で撮ったもの

・・・・・・・・・

先日、「剣客商売」の秋山小兵衛の隠宅らしきものを
あれこれ頭に描いて訪ねたのですが
業平橋周辺では見当がつきませんでした。

そこで鐘ヶ淵で下車して町を歩いたのですが
鐘ヶ淵を流れる川は護岸工事が出来上がっており
舟を繋留させる雰囲気もありませんでした。
河川敷ではジョギングする人の姿が多かったです。

ただ、隅田川の「墨田」とい地名があり
小学校があることだけ分かりました。

その小学校の近くで注連飾りを売っていました。
準備している数量は少ないところを見ると
すでに、どこの店で買うのだという決まり事があり
売る方も買う方も了解済みになっている。

だから、他の店で買うのは約束が違う
そんな関係になっているのかもしれません。
印半纏を着たおにいさんは鳶職という雰囲気
治安も鳶の仕事だったことを考えれば
お祭り葬式関係を仕切っていたのは
鳶だった。

だとすれば、組の関係者という見当がつきます。
でも、半纏が似合うのもい粋ですね。
「あにき」を演じた高倉健を思い出しました。

それはそれでいいものですね。

そういえば、駅から住宅地までの道で
松を抱えた夫婦に何組も遭いました。
あれは夫婦で買いに行くようなしきたりがあるのでしょうか。
それともたまたまでしょうか?

人力車ひく子が笑う大晦日  あきオジ

2009-12-29 06:50:15 | 日記
浅草雷門の正月は人だらけ

若い人は若い人の正月なのでしょうね。
年寄りはおとなしくしていましょう。

それで十分です。
今年はハイビジュン放送のおかげで
今日までずいぶん楽しませてもらいました。
ハイビジュン放送は視聴率はどうか分かりませんが
丁寧な作りで、楽しいですね。

毎朝、放映されている景色を写し続ける番組も好きですし
テーマをもった取材を重ねた番組を好きです。
ですから、朝は忙しいですし、休日も再放送があるので
忙しいのです。

だから私は早起きになってしまうのです。

「こんなもの」おぼれてしまう晦日なり  あきオジ

2009-12-29 06:36:31 | 日記
浅草の正月飾り

正月には正月らしく
それでいいのですね。
逆らうこともなく、過剰にもならず

淡々と自分のスタイルにこだわる。
それって素晴らしい。
自分のスタイルを捨てたら何も残らない。
「自分の当たり前」は大切にしよう。

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「嵐の気仙沼」というNHKのドキュメンタリーを見て
漁師の当たり前なのに温もりがあり
含蓄のある言葉
その言葉に
その人の歴史があり
世界がある。
「いいなあ」と思いました。
何でもない言葉に涙しました。

いい朝になりました。