空抜けるだみ声なじむ師走かな あきオジ

羽子板市

売り声というのは
最近はどんなものなのでしょうか。

夜の繁華街に出たこともなく
特売場にも縁がないと
掛け声とは案外縁遠い世界に住んでいるのですね

ですから羽子板市での職人の口上とか説明の声が
妙に懐かしいですね。
寅さん以後ありませんね。

今日は、職人の流れるような口上
久しぶりに聞きました。

この画像「あきオジのひとりごと」でも見ることができます。

落日を二重に映す隅田川 あきオジ

やはり
浅草は半纏の髭オヤジか
禿親父が似合う。

隅田川が見たい。

羽子板市を楽しんだ後隅田川に向かいました。
人影もなくといより
寝るところもままならぬ
そんな雰囲気の人が日だまりで寝転がっていました。

そんな日々がこれからも続くとなれば
大変だなと思いました。

東武線は浅草松屋デパートから出発します。
といっても発車するとすぐに急カーブになり
隅田川を渡らなければなりません。
だから徐行運転なのです。
墨田川と鉄橋がセットになっていれば
絵になりますね。

でも鉄橋の橋脚等が車両部分を遮ってしまうので
全体が映せないのです。
そんなことを思いながら
隅田川を渡る東武鉄道も面白いかな
そんな発見をしました。

これでよし。

跳ね返す縁起もうれし羽子の市 あきオジ

浅草寺の羽子板市

浅草寺の行事と言うより
浅草寺を会場にした市なのですね。
祭りに集う職人の雰囲気がいいですね。
ここに登場する人がどこのだれか知りませんが
この浅草寺に登場すると
とたんに江戸っ子になる。
そんな感じなのですね。

それがいいですね。
羽子板市では
職人さんの売り声も柔らかで
腰が低いですね。

そのように演じているのか
売っているものが柔らかなものなので
そうなったのか
それはわかりませんが
手拍子も活気があるとは言えませんね。

それとも最終日だからでしょうか？
いいものを得たい人は当然
初日に来ますね。
最終日は「売れ残り」というような雰囲気もあります。
「安売り」ということもあり
それを狙ってくる人もいる。
理由などどうでもいい。

いい気分になる。
それで充分ですね。

雨上がり大根を吊す家二軒 あきオジ

青梅は楽しい街です。
マップも面白い。
しゃれっけがあり、「ヘタ上手」の線をいっている。
なかなかのものですね。

半日散歩にちょうどいい。
私はわがままで、好き勝手な人だから
いつもひとり
それがいい。
旅や散歩はひとりがいい。

この町は何とも散歩しています。
でも美味しい食べ物を食べさせてくれる
食いしん坊コースは探索していません。
これから少しずつ。

野暮ったい、ごく当たり前なのに懐かしい。
そんなものを食べさせてくれる店を探したいですね。

本当のことを言えば
「アンパン牛乳」でけっこうご機嫌なタイプなのでしょうか。
探すほど熱心ではないのです。
でも、これからは
「食べたかった」と言わないように食べまくりましょう。

駄菓子屋で餅食う朝をみつけたり あきオジ

青梅の昭和レトロ館

昭和の映画ポスター
メンコ、仁丹、ビー玉
郵便ポストなどを並べています。
けっこう観光客も集まります。

きっと、昭和の自分を見つけにきているのですね。
「あったあった」
「あの人形で遊んだわ」
と素直に楽しめる夫人もいれば
貧しく「腹減った」しか言葉に出なかった
そんな苦さした思いだせない人もいる。

時間感覚をずらしてしまう不思議な空間です。
管理しているオジサンの帽子が妙に懐かしい。

札にアイロンかけていた隣のオジサン
無精ひげで何をやってもうまくいかない焼きイモ売りのオジサン
生きる気力を失った息子と暮らしていたばあちゃん

一気に近所で暮らしていた人たちを思い出しました。

霜深き坂道にありしとんかつ屋 あきオジ

青梅の住吉町
その大通りを入ったところに
かつては賑わっていただろうと思われるとんかつ屋があります。
今は営業をしているのかどうか
それもわかりません。
また、そのとんかつ屋に人が住んでいるかもわかりません。
あらゆるところが朽ちており
手が入っているようには思えません。

田舎町に行くとときおり
こんな風景に出合います。
後継ぎがいない理髪店
シャッターを閉じたままの履物屋

何か「始まったことは終わる」という実感ですね。
なんとも言えない気持ちになります。
でも被写体として面白いのでパチリ

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土曜日は「旅するハイビビジョンン」で旅行気分
車窓から見える景色はいいですね。