あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

猛暑なりうどん二杯もありがたし  あきオジ 

2011-06-06 18:03:30 | 日記
昭和記念公園です。

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きりきりしやんとしてさく桔梗哉 一茶

(いかにも一茶、ぎりぎりのところで踏みとどまっているのか、すでに落ちているか分かりません。このような気を読みと、俳句は全体を通して読むものであり、単体で鑑賞するのは避けた方がよいジャンルだと思います。過剰なきりこみをしたのですから、定型を維持するのは大変です。そんなことで、何となく、総合的に見届けようとする傾向があるように思えます。)

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うどんやの人影もなき午後3時  あきオジ

(善通寺で暮らしていた時、うどん屋を食べ歩きました。たどり着いたのが「山下うどん」です。
あれから10年。代が変わってどうなったでしょうかね。)

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猛暑なりきゃしゃな指が汗をふく  あきオジ

2011-06-06 17:53:15 | 日記
昭和記念公園

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少年の放心葱畑に陽が赤い  兜太

盆の月わが屋根の上(え)に来ていたり  兜太

(今のところ、兜太の句に馴れる段階です。新たな表現形式を生み出そうとしていることぐらいしか分かりません。ということは成功していないのかもしれません。)

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「高くて・うまい」は当たり前です。
「安くて・うまい」を満足させてくれたのは次の二つです。

宇都宮の「正嗣」の餃子、当時、一皿140円ですた。
焼き餃子と水餃子しかなく、御飯もありませんでした。
スポーツクラブの帰り4皿食べるのが楽しみでした。

善通寺の「山下うどん」並み盛り180円ほどだったでしょうか。
それだけでも満腹ですが、3玉ほどのボリュームの特盛を食べました。
特製汁をかけただけの「ぶっかけ」が一般的ですが、私は大根おろしを自分で擦って食べる「しょうゆ」が好きでした。






菖蒲畑立ち去る猫の無感動  あきオジ

2011-06-06 05:45:13 | 日記
昭和記念公園です。
猫は菖蒲の花は興味ないようです。
すたすた立ち去る姿が
興奮しているカメラマンと対比されて面白いですね。

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「僕のばあい、挨拶滑稽っていうのは季語並みに大切にしているなあ」 金子兜太

嫁ぐ妹と蛙田越え鉄路を越え  金子兜太

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少女像ふりむきもせず尻尾振り  あきオジ

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振り返りそして歩きだす親子猫  あきオジ

2011-06-06 05:30:27 | 日記
昭和記念公園の日本庭園

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なんとよいお日和の筍をもらつた 山頭火

番茶濃きにもおばあさんのおもかげ  山頭火

(山頭火にも放哉もは「傲慢さ」「身勝手」が気になりますが、それは時代、そのものだったような気がします。そして、それが許される時代であることを思うと「なるほどな」と思うのです。とくに山頭火には「優しさ」と、実は「楽観的な明るさ」が重なっていたのだと思います。そこが、放哉の頑なまでの「意地」を張る不器用さとは違うような気がしますが、まだまだ「どっちもどっち」という感想をもつような読み方しかできません。)

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