あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

不動尊お手軽絵馬が吊るされて  あきオジ

2011-06-17 18:41:39 | 日記
高幡不動の絵馬です。
中央大学とか明星大学とか
いろいろな大学名が書き込んであります。
どこかが違うと思うのですが
まあ、「ほほえましい」ということにしておきましょう。

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神田川祭の中をながれけり  久保田万太郎

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傲慢な鼻ぶつかりあいし夜行虫  あきオジ

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草にも風が出てきた豆腐も冷えただろ 山頭火

(句を選んでいる時が楽しいですね。今日は豆腐を取りあげた山頭火に出会えてよかったです。)



ぶっかけを一気食いする善通寺  あきオジ

2011-06-17 18:34:28 | 日記
高幡不動の紫陽花です。

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駅前に丸亀うどんの店ができました。
丸亀うどんという店の名前が懐かしいですね。
そんなことを思いながら
「山下うどん」を思い出しましたね。

地元の人はぶっかけうどん
食べ終わると自己申告で
支払って立ち去る。
そこに四国の美学がある。

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隅占めてうどんの箸を割り損ず   林田紀音夫

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ぶっかけを一気に飲み込む猛暑哉  あきオジ



あじさいの池に写りし五重の塔  あきオジ

2011-06-17 18:20:46 | 日記
高幡不動です。
紫陽花の季節になりましたね。

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雪の夜の紅茶の色を愛しけり 日野草城

夏の夜や崩て明し冷し物  芭蕉

(いかにも上質な香りがある句ですね。「冷し物」とは鉢に盛った果物、野菜なのだそうです。なるほどね。)

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五重の塔梅雨に消される不動尊  あきオジ

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長靴が乱れ溢れる午後8時  あきオジ

2011-06-17 05:43:17 | 日記
神代植物公園です。
隣りの家の玄関が開くのをみたら
長靴が溢れだしていました。
梅雨真っ盛り

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遅き日のつもりて遠きむかし哉  蕪村

春雨や暮なんとしてけふも有  蕪村


(蕪村の「まあ、そんなものさ」という余裕が素敵ですね。私流にすれば「まっいいか」となります。
ぎとぎと進むのでもなく、拗ねて横向くわけでもない。この美しさがいいですね。)

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きざな言い方なので気恥ずかしいのですが
自分の気分と句との出会いの条件がよければ
いい句になるのであって
句そのものがいいかどうかは別問題である。
俳句を読んでいてそんなことを思いました。

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横着な夏帽かぶり家をでる  あきオジ

2011-06-17 05:33:14 | 日記
高幡不動です。

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草をしいておべんとう分けて食べて右左  山頭火

朝のひかりへ蒔いておいて旅立つ  山頭火

(こんな溌剌とした句もいいですね。きらきらした夏の日差しのような活気がありますね。)

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突然に紫陽花ロードに雨が降り  あきオジ

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紫陽花のトンネルぬける小学生  あきオジ

2011-06-17 05:25:14 | 日記
高幡不動です。
今は紫陽花の季節ですね。

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末法の遊女もすなる夏書かな  放哉

(このような放哉の句に出会うと、正統な俳句を目指していたこともあることが分かります。無季語の俳句とでも言うのでしょうか、そんな時代の自我を支えている姿が見えて面白いですね。でも、小豆島に移ってからの句を思うと、「違う」って思ってしまいますね。結末を知ってしまったドラマのような気もします。)

蝉なくや草の中なる力石  放哉

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