本堂をつつむ紫陽花雨にぬれ あきオジ 2011-06-11 20:36:44 | 日記 神代植物公園です。 紫陽花が見頃を迎えています。 ・・・・・・ うきくさも沈むばかりよ五月雨 蕪村 ぬけがけの浅瀬わたるや夏の月 蕪村 ・・・・・・・ 金魚売り通り抜けそな街にいる あきオジ ・・・・・・
馬酔木落ち波紋広がりそして消え あきオジ 2011-06-11 20:17:36 | 日記 神代植物公園です。 ・・・・・・・ 海見えて砂山越せり続く砂山 放哉 昼深深と病室の障子 放哉 (出家する前の句だと言うことです。いかにも季語といれない句を作っている様子が分かります。気負いがある限り、形式を越えることができませんね。放哉には、あまり詩人としての資質を感じるようなことはありません。不器用でむき出し。なのに自分を率直に表現できない。屈折の末の素っ気なさ。そんなところが放哉の魅力なのかもしれません。) ・・・・・・・ 同じ俳人にこだわり続けると本質を直観することができませんね。しばらくは、「ぼちぼと」程度にしようかなと思ったりもします。まだまだ「俳句」に馴れる段階ですからね。厚かましくも作り手になろうなどと思ってはいけませんね。
菖蒲咲く水面に雨が降りつづき あきオジ 2011-06-11 20:10:40 | 日記 神代植物公園です。 ・・・・・・・ あるけば草の実すわれば草の実 山頭火 あるけばかつこういそげばかつこう 山頭火 (表現のシンメトリーが面白いですね。) ・・・・・・ 花菖蒲空は青空水面も空色 あきオジ ・・・・・
露の空托鉢僧は姿なし あきオジ 2011-06-11 06:10:05 | 日記 神代植物公園です。 ・・・・・ つくつくぼうし鳴いてゐる月がのぼった 山頭火 炎天おもきものを蟻がひきずる 山頭火 ・・・・・・ 素人が素人目線で蟻をみる あきオジ 顔白き僧が引きづる草鞋哉 あきオジ (托鉢僧をめったに見ませんね。列を組んで歩いているのを見たのは瑞巌寺が最後です。) ・・・・・・・・
大雨がふればふったで杜若 あきオジ 2011-06-11 05:59:38 | 日記 神代植物公園 ・・・・・・ 春たちてまだ九日の野山かな 芭蕉 香ににほへうにほる岡の梅の花 芭蕉 ・・・・・・・ 番傘をつくりしおやじ達者かな あきオジ 番傘に名を書き込みしひげおやじ あきオジ (今思えば、店先で仕事をしていた職人がけっこういましたね。饅頭屋、傘屋、和菓子屋などがありました。店先で挨拶を交わした記憶があります。みんな亡くなってしまいましたね。そして、大部分の人が後継者もないまま店じまいしましたね。) ・・・・・・・
紫陽花が波となりし森に入る あきオジ 2011-06-11 05:51:49 | 日記 神代植物公園です。 ・・・・・・ 夕立に袋さげし一人もの あきオジ 腕時計どうしようもない子のプレゼント あきオジ ・・・・・・・ 林間を人ごうごうと過ぎにけり 兜太 涙なし蝶かんかんと触れあいて 兜太 ・・・・・・ 大雨です。 でかけましょうか。 本を読みましょうか。 ちょっとそんな気分になっています。